Netflix 盛夏光年(花蓮の夏)/ 2006年 | 做自己 Be Myself

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こんにちは~ブルーハーツブルーハーツ

 

ずっと応援していて、コロナ前にファンミで実際にお目にかかり、ますますファンになった 張睿家 キラキラキラキラ

 

台湾では初上映から15周年ということで、リマスター版で再上映されている、長年見たかった映画 「盛夏光年」 !!!!

友達に教えてもらって見ることができましたキラキラキラキラ 

ありがとうございます~イエローハーツイエローハーツ

 

何の情報も入れずに見ましたが、長い間、勝手に思い込んでいた「こうなんだろうな~」という思い込みはガラガラと崩れましたが、15年前の映画にも関わらず、予想のずっと上を行く展開に、やはり 台湾映画すごいな~ との思いを新たにしました。

 

丸レッド ウィキ 盛夏光年

丸レッド前景娛樂FB(画像はここより)

丸レッド《盛夏光年》15週年了!「4K修復版」重返大銀幕~網敲碗:一起回顧張孝全、張睿家超揪心成名作♡

 

 

丸レッド《盛夏光年:十五週年4K數位修復版 Eternal Summer》全新HD正式預告|8. 27 重返光年

 

 

注意感想ですが、ネタバレも入りますのでイヤな人は読まないでくださいお願いお願い注意

 

見終わった瞬間にわかった 無限ループ の構造になっているこの映画…アセアセアセアセアセアセ

ということは、勝手に きれいごとで終わらせてはいけないんだな… ということで、終わって ガツン と来ましたタラータラータラー

 

小学校から問題児で(今なら、適応障害の境界にいる子どもかな❓という感じに描かれていましたが…)友達のいない 余守恆(張孝全)

先生から彼の面倒を看るのに友達になるように頼まれた 学級委員長で優等生の 康正行(張睿家)

バスケができて スポーツ特待生 の 守恆 は高校までずっと優等生の 正行 に世話になりながら学校生活を送って来たけれど…

そこに 香港 から 杜慧嘉(楊淇) が転校してきて 3人 となったことをきっかけに 二人の関係 が変わっていき…

だが、 受験 大学生活 は3人を待ってはくれず…

 

台湾の気候が、この映画のテーマにしっくりきて…

高校時代の 花蓮

大学時代の 台北

照りつける太陽より、スコールのような激しい雨と身体にまとわりつくような、むっとする湿気が映画の中から立ち上り、息苦しくて仕方なかったです…タラータラータラー

また、 花蓮 での自然と 台北 という人工的な都会との対比や

二人についてまわる 自転車 や バイク の二人乗りも台湾らしくて…

台湾でよく見かける 自転車 や バイク の二人乗りの場面が 二人の思いの違い を映すのにとても効果的で、切なくなりました。

 

 

3人が3人ともそれぞれを 必要 としているのに、その思いが届かない…

3人それぞれの 必要 のベクトルが違い過ぎて…

 

 

 行き場のない思い を 勉強 にぶつける 正行 に、 空気の読めない 守恆 は、小学校時代と同様、 親友 としての立ち位置で 正行 を縛りにかかり…

 ダンスパーティ の 守恆 が仕掛けた 二者択一ゲーム で追い詰められた 正行 がとった、見知らぬ中年男性との 投げやりな一夜情 は、すでにその直後の バスタブ の時点から 一層の後悔 しかなく…

 

だけど、 二者択一ゲーム で 正行 の答えに追い詰められたのは 守恆 も同じで…

 

追い詰められた 守恆 のとった行動を理性で止めたくても思いは止められない 正行 は…

最後に海辺で絶縁を言い渡し、その理由である 秘密 を打ち明けるけれど…

 

「オレにも秘密がある」と、 守恆 が言い出した彼の 秘密 は、 正行 にとっては、あまりにも自己中心的で残酷な事実で、これ以上ない拒絶の言葉なのだけれど、 守恆 には、それがわからない…

でも、そんな 自由な人間 だからこそ 守恆 を好きになった、優等生の 正行 は、これからも 親友 というポジションで人生を歩んでいくしかないのか…

 

そこで、物語は終わり、最初の場面につながっていることがわかった わたし は 無限ループ の中にいて、これからも考えざるを得ないんだろうな…という終わり方でした…。

 

失恋した相手と 親友 としてずっと一緒にいられるだろうか????

これから先も、 親友 が色んな 女の子 とのあれこれをやらかした時に、その一番近くで 親友 として見ていられるのだろうか????

わたしなら絶対無理だわ…もやもやもやもやもやもや

だけど、 親友 としていられないのは 守恆 も同じで、ずっと 昔の正行 に戻ってほしいと思いつつ 親友 を失った寂しさとともに生きていくしかないんだろうなと思いました…もやもやもやもやもやもや

 

だって、大人になったら、もう、子どもの頃には戻れないから…

そんな 青春 を切り取らせたら、やっぱり 台湾映画最高だな~ !!!!

 

あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと

 

 正行 演じる 張睿家 はこの2年前の「愛情合約」を見たのがわたしには最初でしたが、そこから2年でこんなすごい役をやっていたんだな~と思いました。

その後もコンスタントに偶像劇に出ていたのですが、わたしの見たのは 偶像劇 ばかり。

6年前の「我的鬼基友」が衝撃的すぎて、そこからかなり思い入れるようになって、そこからはできる限りの作品を見たりしていたけれど、なるほど、ずっと前から 演技力 がすごかったんだな~とわかりました。

 

そして、もう1つ、「時をかける愛(想見你)」の「藍色初戀」!!!!

背景に流れるあの曲ルンルンルンルンが、なんとこの映画で流れていた!!!!!!

そうか~、台湾の人にとっては、この映画が前提にあっての選曲だったんですね~キラキラキラキラキラキラ

 

 

15年前にすでにすごい映画を製作していた台湾映画界。

ただのブームでなく、きちんとムーブメントとして、彩虹🌈がじわじわと根付いてきての今日の台湾なんだろうな…と思いました。