今日はちょっとピアノがなぜ難しくなるのか、
難しいと感じるポイント、理由を分析します。
奈良県田原本
ピアノとリトミックの教室
久田ひろえです🌷
これまでの流れは
↓↓↓
前回、ドレミファソが始まって起こりうる小さな壁の話をしました。
今日はなぜそれらが難しい、出来ないと感じるのかを発達系保育士の視点でお話出来たらと思います。
難しくなるポイントその①
左右の指の動きが違う!!
なぜそこでつまづくかということを分析する前に、
つまづかない生徒さんもおられます。
なぜつまづかないか。
当たり前だけど、左右の指を動かし分けられるからつまづかないのです。この
左右の指を動かし分けられる力
のことを協応動作といいます。
分かりやすい動きで言うと、
「お茶碗を持ってご飯を食べる」とか、
「ノートを押さえながら字を書く」とか。
ごく当たり前に左右の手の動きを使い分けているように見えますが、お茶碗を持つ手はしっかり動きを止めて、お箸を持つ手は動かさなければいけない指を動かすことでご飯を食べられます。
ノートもそう。ペットボトルを開けるとかもね。
入れたり出したりする遊び、
指先を使って動かす遊び、
力加減をしないといけない遊び、
していますか?
お絵かき、色塗り、形を作る遊び、組み合わせる遊び、
日常生活の中で必要な動きはできますか?
そんな経験の多い生徒さんはなんなく左右の動きが違ってもコントロールができるのです。
ピアノを弾く前に、しっかり手や指を動かす習慣をつけましょう。
難しくなるポイントその②
同時にあれこれしないといけない!!
あれこれとは。
楽譜を見て、音を読んで、
鍵盤の場所を探して、弾く指を選んで、
そして動かす。しかも左右バラバラに。
そして何より、それをし続ける。
ということです。
「〇〇しながら〇〇する」だったり、複数のことを同時進行することを同時処理といいます。
「ご飯を作りながら明日の予定を組みたてる」
だったり
「子どもと話しながら洗濯を畳み、もう一人の子どもの宿題を見る」みたいなことかな。
「〇〇したら●●に行って△△で▲▲するから■■を持って行くよ」と言ったらお子さんは理解出来ますか?
お子さんは複数のマルチタスクをこなせますか?
お料理やお掃除のお手伝いおすすめです。
パズルやルールのある遊び。
工夫すれば何通りも遊べるもの。
そんな遊びもいいですね。
是非、論理立てて物事を理解し、行動できること
を目指しましょう。もちろん年齢に合わせて出来るところからね。
ピアノを習うと脳にいいって聞いたので。
指を動かしたら賢くなるみたいなので。
よくお聞きするセリフですが、ピアノを習ったからと言って、付く力ではありません。
それらの力がピアノを弾くためには必要だというだけで、ピアノを習ったから自動的にもれなくついてくるのではないと思っています
次回はその力をつけながらピアノが弾けるようになるために。。
生徒さんがすること、講師がすること、保護者の方にお願いしたいことを書いてみますね