『特集 希望は失望に終わらずを読んで』
青山 倫子
三浦綾子さん。
お名前しか存じ上げませんでしたが、二十代前半からずっと闘病され、傍から見れば本当に苛酷な日々を過ごされたとのこと。
そんな日々の中で、手が痛むようになってからは、綾子さんが物語を話し夫の光世さんがそれを代筆する口述筆記の形で執筆活動を続けられたそうです。
ここではご両親の愛に包まれて日々を乗り越えてきたと述べられた様子が書かれていましたが、ご自身の強さ、そして公私ともに二人三脚だった光世さんの存在があったからこそ、ご自身「病気のデパート」と仰いながらもそれを“神様からの特別な任務”として絶望を希望に変えて闘病できたのではないかなと感じました。
私はというと毎日をただこなす日々になってしまっていますが、今現在で特別な任務を与えられているわけではないので、絶望や失望に陥ることのないように何とか少しでも前を向き、そしてもし今後苛酷な日々を過ごすことになったとしてもこれを心掛けられるような強さを持ちたいなと思いました。