吉本騒動 | 在宅医療の現場から〜若手在宅医の奮闘記〜

在宅医療の現場から〜若手在宅医の奮闘記〜

東京都足立区の強化型在宅療養支援診療所の久光クリニックのブログです

宮迫さんと亮さんの件をみて

思うところは多々あり。

そもそも直営業が問題なのか

反社会的勢力との金銭授受が問題なのか。

納税義務を果たさなかったことは問題だが

ここまで制裁を受ける内容なのか。

芸人だから芸を披露しお金をもらうこと自体は当たり前

反社会的勢力だから問題というが

その認識が無ければどうなの?

そして会場を貸したホテルは何故何も問われないのか?

温泉だって刺青禁止だけど。

翻って我々はどうなるのかと?

僕は反社会的勢力だからといって診察拒否はしない

そして診療費はいただく。

反社会的勢力だと知りつつ診療費をいただいてたら

それも罪深いことになってしまうのかね?

自己負担の無い生活保護ならオッケーなのか?

などなど色々疑問。

反社会的勢力の末期癌なんですが

どこも色よい返事をもらえなくて

申し訳ないけどなんとか診てもらえないか?

と丁重にお願いされるケースがあるけど

そんなので嫌な顔したことないし

これからも分け隔てなく受け入れますが…。



そして騒動は広がり

なんだか吉本という会社自体が問題に。

一つ言えることは

あの社長は問題だ。

芸能事務所にとって

所属タレントこそ商品。

商品に愛情もてなくなったらお終い。

会社が大きくなりすぎて

一マネージャーだったのがお偉いさんになっちゃって

いつしか傲慢になったんだろう。

スマップ騒動の時も会社の傲慢さが目に付いた。




うちのクリニックにとっては

診療内容と自分を含め医療現場にたつ者こそ商品。

そこへのこだわりと思いが無くなったら

自分の退き際かと思う。



しかしあの社長は何故辞任しないのか。

退き際の美学ってあるよ。

覚悟を決めた者たちの前で

保身しかない者から発せられる言葉ほど

無力なものはない。



騒動における雑感と、反面教師。

いずれにせよ

騒動の渦中にある芸人さんたちが

また誰かを笑顔にする日がくればとは思います。

芸人やめて引退する人いたら

うちに就職してくれればいいのになー、なんてね。

おじいちゃんおばあちゃん達の笑顔も

なかなか良いもんですよ。