こんにちは。
40代女性のプライベートコーチ坂本ともこです。


一時「鈍感力」という
言葉がもてはやされました。


鈍感力があれば
嫌なことがあっても

すぐに忘れることができ
マイナスな感情を引きずらない。

鈍感力を持っていれば

自分の意見も言えるので
ストレスが減っていく。

そんなメリットがあります。

しかし、心を強くする・・・
それだけがいいわけではありません。




昔、実際にあった事件を基にした
野島伸司氏の脚本のドラマ

「聖者の行進」というのが
あったけど、覚えてるかな?

知的障害者に対する暴行や
レイプなど凄惨な物語です。

知的障害者を持つ人たちは
実に無邪気です。

そして、そういった弱者に対して
暴行をくわえるのは立場の強い者。


決して、心が強い人ではありません。

むしろ、強くなろうとして
そういう行為に及ぶのです。

「強さ」の意味を
はき違えてしまう人が多いです。


このドラマでいかりや長介さん
演じる弁護士がこんなこと言います。

とても心に残ったセリフなので
シェアしますね。

「強くなることはないです

弱い自分に苦しむことが
大事なことなんです。

人間は元々弱い生き物なんです。

それなのに、心の苦しみから
逃れようとして強くなろうとする。

強くなるということは
鈍くなるということなんです。

痛みに鈍感になるということなんです

自分の痛みに鈍感になると
人の痛みにも鈍感になる。


自分が強いと錯覚した人間は
他人を攻撃する

痛みに鈍感になり優しさを失う。

いいんですよ、弱いまんまで

人間は弱いままでいいんですよ
いつまでも…


弱い者が手を取り合い
生きていく社会こそが素晴らしい」

痛みのわからない人間は
人を簡単に傷つけてしまう。

強くなろうとして
弱いものを利用する。

誰でも悩んだり
ストレスまみれになると

「弱い自分」と直面します。

一見、強そうな人を見ると
なんで自分は、、と思ったり。

でもこのドラマを見ていると
強い人は本当は強く見えてるだけで

いざとなったら逃げだしたり
人のせいにする弱い人間でした。

本当に強い人ではないです。

本当に心を強くするためには

「弱い者を守る」という
心持ちでいればいいのです。


他人と競争したり
不感症の心を手に入れるより。

また心は軽くいることです。

「幸せ」を追い求めるより
「感謝と思いやり」を追い求めると


おのずと心は軽くなっていきます。

そっちの方ができそうでしょ?

このセリフを聞いた時

なるほど~と思って
心が軽くなりましたから。

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