今日は結局、終日の雨降りになってしまい、この時期に雨降りが多いということは、ぼちぼちと田植えを迎える農家にとっては、まさに恵みの雨降りですが、今年は本来なら、この時期、トラクターで田を鋤く姿が多くなるのですが、めっきり見なくなったのが気になります。 

 もう9日も前になるのですが、ゴールデンウィーク初日の4月27日、いつもは棚田組合の役員会や田んぼの学校の田植え体験などでおにぎり交流会の会場に使わせてもらっている西組公会堂で、コロナ渦もあって西片棚田組合の総会が3年ぶりに開催されました。 

 メインの議題として、西片棚田組合が活動している中山間地域等直接支払制度が、来年度から6期目に入ることから参加農家等からの意見を聞きたいということで、出席した参加農家から個々に発言があったのですが、70代以上の参加農家からは引き続き続けられるものならやっていた方が良いという意見だったのですが、60代以下になると、次の世代に繋げる方策を考える必要がある意見と、代替わりして棚田の米づくりのやり方もわからんので、草刈り作業だけしかやっていないが、昨年の猛暑続きでその草刈りも身体に応えるので止めたいという意見もあり、なかなか意見がまとまりそうもありません。 

 そんな中、高齢の参加農家から市外に嫁がれた娘さんから発言を求められ、「私でよければ棚田組合のお世話をしたい。ただ市外に嫁いでいることもあり、地元の参加農家の方でないと出来ない役員は地元のどなたかにお願いしたい」というかなり前向きな意見が出され、もしかしたら担い手が居なくなってしまった久兼の里も、これで風向きが変わるのかなあと嬉しい思いをしました。 

 まだまだ最終的に、どう収まるのか予断を許さないのですが、いい方向に収まるよう期待しているところです。 

 西片棚田組合の総会が・・ | 久兼の里(山口県防府市) (ameblo.jp)