【強豪校特集3】東福岡(福岡県) | 高校サッカーをもっと!

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東福岡(福岡県)

 

【チームデータ】 

(2020年11月時点)

 

場所   : 福岡市博多区

創部   : 1970年

部員数: 280人

OB    : 長友佑都(マルセイユ)、荒木遼太郎(鹿島)、中村拓海(FC東京)、高江麗央(町田)、増山朝陽(福岡)など

監督   : 森重潤也

総監督 : 志波芳則

実績   :選手権全国大会21回出場 

        (最高成績 1997.1998.2015年優勝)

        インターハイ最高成績 (1997.2014.2015年優勝)

          1997年と2015年はインターハイと選手権の高校2冠

 

【近3年】

2018年 新人戦優勝、インターハイ県大会優勝、選手権県大会優勝、プレミアリーグWEST5位

2019年 新人戦優勝、インターハイ県大会優勝、プレミアリーグWEST8位

2020年 選手権県大会優勝、スーパープリンスリーグ九州2位(Aグループ1位)

2021年 新人戦優勝

 

実績ポイントランキング 福岡県1位 詳しくは↓のページで

 

 

 

 

 

 

【現状分析】

高校サッカーファンなら誰もが一度はその名を耳にしたことがあるだろう。

「赤い彗星」の異名を持つ、全国トップクラスの強豪校。

高校サッカー選手権とインターハイ全国大会で計6回の全国制覇

 選手権…1997・1998・2015年

 インターハイ…1997・2014・2015年

 

1997年と2015年は選手権とインターハイの高校2冠を達成している。

なお、高校2冠を2回達成したことあるのは、国見と東福岡だけ。

 

多くのプロを輩出し、平成の高校サッカーを代表する強豪校だ。

 

特筆すべきはその選手層の厚さ

部員数280人は全国最多(おそらく)。

高校サッカーは毎年選手が入れ替わっていく中で、高校年代最高峰リーグのプレミアリーグで、2011年リーグ開設時から一度も降格することなく、現在まで参戦し続けているのは、その選手層の厚さがあるからだろう。

なお、プレミアリーグで2011年のリーグ開始時から継続して参戦し続けているのは、高体連チームだと青森山田と東福岡だけ

 

チームの武器は、伝統の4-1-4-1のフォーメーションから繰り出す超強力なサイド攻撃

 

 

【2021年の展望】
2020年選手権県大会に続き、2021年の新人戦もさいさきよく制した。

昨年の選手権では、出場メンバーがほぼ3年生だけで固めていたため、今年の新チームの実力が未知数の状態だったが、やはり東福岡は福岡県内の絶対王者の存在感だ。

 

2020年のルーキーリーグ九州でも、Aグループを制し、1年生のレベルも相当高い

この層の厚さこそが、東福岡の絶対王者たるゆえんだ。

 

今年はインターハイ・選手権を制し、県内3冠は当然の目標。

 

ただし、東福岡は、2017年以降、インターハイまたは選手権の全国大会で、ベスト8以上に上れていない。

今年再開されるプレミアリーグでJリーグチームのユースと強度の高い試合をすることで、再び全国大会の上位に上ることが期待される。

 

県内の目下のライバルは筑陽学園と九州国際大付属

近3年の公式戦(インターハイ、選手権、新人戦)の対戦成績は

vs筑陽学園 4勝1敗

vs九州国際大付属 3勝1敗

と優勢に勝ち越しているものの、2019年の選手権県大会決勝は筑陽学園に、2020年の新人戦決勝では九州国際大付属に苦杯をなめている。

 

また、内容的にも

vs筑陽学園 現在3戦連続1点差勝負

vs九州国際大付属 4戦中、2回がPK戦、2回が1点差

と、この2校との戦いは、非常に接戦になることが多い。

 

筑陽学園と九州国際大付属は、全国への切符を手にするため、当然ながら「打倒!東福岡」を掲げ、その対策を徹底してくるので、一筋なわでは行けない。

 

まずは県内を着実に制し、再び全国の頂点を目指したい。

 

 

 

【注目選手】

 

須田 純弥 (GK・1年)

 U15日本代表候補。1年生ながら184センチの長身を誇る次期守護神候補。

 思い切りいいセービングでチームのピンチを救う期待の有望株。. 

 

中原 優心 (MF・2年)

 キレのある飛び出しとドリブル突破で決定機を演出するアタッカー

 決定力もあり、今年の主力として期待がかかる

 

・向井 貴都 (MF・2年)

 精度の高いキックで展開力を発揮するボランチ。

 ゲームのコントロール役として攻守の要となる。

 

【余談】

当方の主観だが、東福岡はとても広報がしっかりしている。

ホームページは情報が充実していて、SNSの投稿も非常にタイムリー。

ファンや地域の応援してくれる人をとても大切にしているという印象。

こういう地道な広報活動が全国にヒガシファンがたくさんいる一因ではないだろうか。