先ほど日本の喜劇王
「志村けん」さんの新型コロナウイルス肺炎により死去
の速報が流れました・・・
この瞬間、会ったこともない志村さんの事を思い涙が流れ、妻も泣き、子供たちでさえ真っ青な顔で「バカ殿」のDVDを借りにレンタルショップに行きたいと言い出しました。
確かに「新型コロナウイルス」は間近に迫っているのは、連日放送されるTVのワイドショーやニュースなど、不要不急の外出禁止の要請は分かっていましたが・・・
志村さんの死去の悲しさに交え、新型コロナの恐怖を初めて覚えた瞬間でした・・・ほんの1時間前の事です。
志村さんの事を嫌いな人はいないでしょう・・・
僕が小学生の時は全員があいさつ代わりに「アイーン!」と言ったものでした
お楽しみ会等では「ヒゲダンス」をやったりしました。
変なおじさん・・・だっふんだ!・・・ひとみばあさん・・・バカ殿・・・東村山三丁目・・・カラスの勝手でしょ!・・・等々
数々の伝説的なコントやギャグを生み出し、そのすべては日本人の誰もが知っているものばかり・・・
その偉人とも言える人が・・・
新型コロナウイルスという未知の病に侵され、隔離され、最期には身内にも会えずに一人息を引き取った・・・というのはあまりにも悲惨というほかはないと思います・・・
コロナウイルスが終息した時には
誰もが
「大丈夫だぁ!」
と言ってほしかった・・・その一言で勇気が出る人がどれだけ居たことか・・・
ここからは初めて話す出来事です
しかし、この状況下において話さずに入れないので書きます。
去年未明、嫁の父「浪花三之介」が心臓疾患からの肺炎を起こし、呼吸困難に陥り人工呼吸器を付け、生死の狭間を彷徨った事がありました。
ウイルス性では無いので面会は出来ましたが、人工呼吸器を付けている姿は普通には見れませんでした・・・
義父は一命を取り留め、今では普通の生活を送って舞台にも立っています。
しかし、新型コロナウイルスに感染し重篤化されている人は隔離され、身内にも会えず、運が悪ければ今回の「志村けん」さんのように一人お亡くなりになっていく・・・
悲しくて・・・そして苦しい・・・
さっき読んだ記事にこのような事が書いてありました
「今の日本は3週間前のイギリスによく似ている」
もしこの言葉を信じるなら・・・恐ろしいことです
日本政府ももっと強い口調で言っても良いのではないかと思うのは僕だけでしょうか?
4月1日から僕たちは大阪「羅い舞座 京橋劇場」の幕が開きます
「こんな時だから!!!元気を出すために!!!近江飛龍を観に来てください!!!」
「こんな時だから!!!笑いに来てください!!!」
と大声で言いたいのは・・・
本心ではありません・・・・
僕の本心は・・・出来れば・・・密な所には集まらないで欲しい・・・
中学生の次男も春休みが明けてから、登校させるかどうかも悩んでいます。
今まで、各自バラバラ行動していた生徒がまた集団で行動するのはどうかと思います。
また僕自身も基礎疾患を持っていますので、今現在、日頃から十分に気を付けています。
舞台人としては失格かもしれませんが・・・
「今現状、感染防止のため幕を開けるのを見送りたい」
が今の本心かもしれません・・・
今の舞台がだめでも、次の舞台があります
でも政府からの要請が無い限り、4月1日の幕は上がります
出来るなら気持ちよく幕を開けたいものですが
こんな重い幕開けは未だかつて・・・ないでしょう・・・
近江飛龍