猫弁と星の王子:大山淳子 | 図書館司書の読書日記

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こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 人の良い弁護士のお話です。

 第二シーズンの最初のシリーズらしく前日譚があるようです。

 ですがここからでも楽しめました。

 田舎から出てきた少女が振り込め詐欺に騙された話と、占い師の所在確認の話が繋がって複数の家族の関係の物語が綴られています。

 うまく関わらない不器用な家族の物語に涙が出ます。

 占い師が戦争孤児でその苦労が偲ばれるところが、まだそんなに時間が経っていないのだなぁと感じました。

 主人公も母親と会えない事情があってそこが核なのかなぁと思いました。