走馬灯交差点:西澤保彦 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 お父さんがお母さん?

 お母さんがおばあちゃん?

 入れ替わりが起こる血筋らしい主人公の家。

 そろそろ危ない祖母の遺産相続のために異父兄を探し始めた母。

 ろくでなしの別居夫を利用して、入れ替わりを思いつくのですが…。

 娘が不倫中の歯科医の舅が異父兄らしく、登場人物がどんどんこんがらがっていきます。

 そして入れ替わりのルールに気づいた時、大元の祖母の脳裏に浮かんだことは…。

 さすがにイヤミス。

 でも死んだあとに周りの様子がわかるのはちょっと面白いかも、と思います。