刀之怪:五十嵐英人 町田てつ | 図書館司書の読書日記

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こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 刀にまつわるお話が盛りだくさんです。

 一番驚いたのは「二荒山大神御神剣」。

 山登りは苦手ですが、実物を拝みに行きたくなりました。

 御神体として有名な「草薙剣」。その由来をあらためて読むと刀に宿る霊力のようなものを感じます。

 子供の頃に読んだ物語に出てくる刀も多くて、退治された怪物たちと同じくらい刀があったのだなぁと(子供の頃は怪物の印象の方が強くて刀のことは覚えていないのです)、悪源太や俵藤太とか、懐かしくなりました。

 「ニッカリ青江」なんて名前のものもありますが、悪霊退散だけでなく病退治にも刀が活躍しています。

 秋はご開帳も多いので、どこかで神剣を観てこようかなぁ。