帝都争乱 サーベル警視庁2 :今野敏 | 図書館司書の読書日記

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こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 まだまだ不穏な明治38年。

 長州閥の中でも派閥争いがあるようで…。

 手駒にするつもりでいた桂小五郎に、裏切られた山縣有朋。このまま大人しく引退するようなタマではありません。

 そんな中、冒頭が起こり、桂の妾宅で殺人事件が起こります。

 殺人犯は誰なのか?

 おぼっちゃま探偵と子爵令嬢、斎藤一改めて藤田五郎が活躍します。

 最後に関係者が大陸へ飛び出していく様は、現代のように政治が低迷していても、まだ外に希望を見出せた時代の明るさ、伸びやかさを感じました。