コロナ狂騒録 COVID-19:海堂尊 | 図書館司書の読書日記

図書館司書の読書日記

こちらは主に備忘録的読書日記と映画の感想を記しています。
著作権法上、ネタばれしないように書いているので味気ないとは思いますが、こんな本があるのだと興味を持っていただけたら幸いです。


 「コロナ黙示録」の続きです。

 オリンピックを前にワクチン開発、ワクチン供給のあれやこれや。

 与党のはずの自民党ですが、危機管理のノウハウは何も身についていないようで…。

 平時ならば浪速府の画策は、大きな意味を持ちそうですが、どっちもどっちというか目立とう精神のみの無責任なやりとり。

 振り回されるのは官僚か?国民か?

 厚労省の火喰鳥白鳥技官の活躍が見ものです。

 今年のGW明けには5類になるそうですが、いまだに感染者数の発表くらいしか見るべきものがないなぁ、と思えてきます。

 中国の春節騒動、春先にはまた感染爆発になるのか…。

 コロナ以前の日常はいつ取り戻せるのか…。

 フィクションとしては楽しいし、コレラを封じた際のエピソードは、コロナにも通じるといいなぁと願っています。