放火のシーンから始まります。
連続放火犯は心の病を抱えていました。
アルコール依存症で肝臓の悪い元妻。
娘は家計のために高校を辞めてバイトをしています。
事件が起きたのは京都。
花街育ちの刑事が娘を保護します。
冒頭の放火事件で亡くなっていたのは精神科医ですが、その妻の行方がしれません。
謎が謎を呼び、心理学的な要素から、催眠術までたどり着きます。
脳腫瘍による精神疾患の発症。
被害者を弄ぶような犯人の正体にびっくりさせられますが、巻き込まれた少女がいつの日か、その環境から抜け出せる日が来ることを願いたくなる作品です。