とうとう入院‼︎
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つづき
貸別荘にチェックインでき、ひとまず体を休めることにした。
ディナーは知人の素敵な別荘にお呼ばれされていた
その頃には息子はなんとか回復し食欲も出ていた
前菜のカルパッチョから、キッシュ、サラダ、パスタと大好きな物ばかりでお代わり出来るほどだった
次かは次へとお手製の美味しいお食事が出てきて、舌鼓を打っていた
しかし、それも束の間
またいつもの寒気や震えが現れ、ぶるぶるしだした
ソファに休ませて貰い1時間程横になっていた
落ち着いて来たので、食後のスィーツを頂いた
(息子がデザートまで食べられたかは記憶にない)
歩けるまで回復したのでおいとますることにした。
そのままベッドで休ませ、翌朝を迎えた
窓から見える緑が美しかった
この日は溝うちが痛いらしく食欲も無さそうだったので、外出は控え寝かせることにした。
森の空気が新鮮で気持ちの良い朝だっただけにちょっと残念ではあった。
私とうさぎパパだけ近くを散歩したり、テラスでモーニングコーヒー頂いたり、優雅に別荘ライフを楽しんだ
本当に呑気に満喫していた
再び地獄はそこから始まった…
溝うちの痛みが強くなってきたらしい
(ストレスから胃腸なのかな?)
(病院で「今後盲腸の可能性はある」ような話だったから、その手術になるのかな?)
なんてことを考えていた。
加えてまた脚の痛みも増し本当に辛そうだった
治る気配がないのと「病院に行きたい」と言うのですぐ内科を探すことにした。
旅先ゆえ何処が良いのか分からず、とりあえずインターネットで探したり、知人に尋ねたりした。
最初に行った病院は入院設備もあり安心感はあったものの、現在内科はやっていない
息子を無駄に歩かせてしまった
(ごめん)
次は何でもある総合病院へ
車中でホームページをしっかり確認し、院長先生はじめ、どのような先生方がいらっしゃるのか調べた
町一番の大きな病院なので、ダメ元で電話した。
総合受付から看護師さんに繋いで貰えた
男性のキャリアがありそうな方だった。
聞かれた質問に答えながら今までの経緯(町のクリニック、救急搬送され検査を受けたことなど)を全部話した。
やけに症状に詳しく深い質問をされた。
(ベテランは違うなあ、まるでお医者さんみたい)
有り難いことに午前中の診察に急遽ギリギリで診て頂けることになった感謝
救急外来の駐車口を教えて頂き、車種とナンバーを伝え電話を切った。
そして指示のあった場所に駐車した
しばらくして男性の医療スタッフの方が出てみえた。
声は先程の方だとすぐ分かった
しかし、お顔が…あ、れ??
どこかでお見かけしたような??
院長先生
ネームプレートに「院長」の文字!
まさかまさかの車誘導の初診応対が院長先生だった
恐れ多いお出迎えに戸惑いながらも何故か安心感が芽生えた。
これでようやく決着がつく(←大袈裟)と感じた。
まずはお決まりのコロナウィルスとインフルエンザの検査。
陰性だった。
次に今までの経緯から外科を受診することになった。
こちらでも今までの経緯を話し、丁寧に診察して貰った。
外科的には異常無さそうだった。
またもや原因不明に
しかし、
『大変なことが起きてますよ』と担当医に言われた。やはりストレスの影響で体がボロボロになってしまったのか
そして、血液や尿検査などだいたい同じことをした。
息子が検査中の暇な時間は人間観察をしていた
スタッフの方皆様がとても親切
そしてスタッフの方同士もお互い声を掛け合い『ありがとう』を言いながら、お互いを助け合っていた
それだけで不思議と癒された
まだ時間が掛かりそうなので、売店へ昼食を買いに行った。お弁当が全て無くなっていた
泣く泣く菓子パン一つ買って食べた
外科的には何もないので、内科に回ることになった。
明るくきれいなお布団で寝ながら診察を受けられた。
息子は点滴を受けながら穏やかに眠り出した
内科の先生には
『もう少し精密な検査をして病名を見つけたい』『なぜ前の病院で炎症反応があるのに更に調べず、次の診察予約も無しで帰されたのか』
と疑念を抱かれた
少し怒っているようでもあった…
こんなに心配して頂けて嬉しかった
(前の病院では「シャンとしな」と息子は主治医に言われたので、余計に沁みた)
主治医には『一週間ほど検査入院をして頂きたい』と言われた。
入院して精密検査をしてきちんと病気の原因を突き止めたいということだった。
ただ、問題はここは旅先であった…
つづく