手術翌日の病院食(上から左回りに朝・昼・夕)
まさか二十歳で心臓を切る手術をすることになるとは
ようやく3つ目の病院の精密検査で病名が判明し、4つ目の高度医療が受けられる大病院に救急搬送され一命を取り留めた。
若いから『そんなことはまずない』『疲労だろう』と見落としされてしまうことを知った。
受診して検査して何事もなければそれは喜ぶべきことなのだから
手術翌日からしっかり食事が出ることに驚いた
何より、10秒チャージはインパクトあった
生きるためには何かしら体内に入れる必要があるのかもしれない。
心臓を切る大きな手術だったとはいえ胃腸には何の問題もなかった息子の病態、年齢も考慮して栄養バランスの良い献立が組まれているようだ。
大変有り難く思った
首にチューブ、腕には点滴、排泄する膀胱にもチューブ、切った胸の保護と痛々しい姿だったが、息子はICUから自力で動画を撮影して送って来てくれた
初めてのメッセージ動画は驚くと共に元気に生きてくれていると飛び跳ねる程嬉しかった
よく撮影出来たなあと感心すらした。
しかし、声量は乏しく覇気の無い途切れ途切れの声ではあった。
『これから...夕食を...食べる.......たぶん.......飲み物と.....ゼリーと.....フルーツ..くらいしか...... 食べられないかも......美味しく...いただきます。』
と途切れ途切れの呼吸でビデオメッセージが届いた📱
無理して喋らなくていいよと思う気持ちと声が聞けて安堵する気持ちと複雑な感じだった。。。
それから毎日食事を中心にビデオレターや写真が送られて来るようになった。
退院後は、それら病院食を参考に家での食事作りをさせて貰った
退院翌日の自宅の食事
退院日は病院栄養士さんとも面談があり、入院中の食事についての話や今後の食事ケアのアドバイスを頂いた。
我が家は玄米中心の和食が多い。食材もオーガニックや減農薬、無添加を意識して購入している。
しかし、病人に玄米は負担になるのではと不安があったので、質問してみた。
結果、胃腸の病気ではないので大丈夫ではあったが、薬の副作用で肌荒れもしていたようなので、玄米&白米にすることにした
入院中、パンや麺類も少し出ていたようだが白米が中心だったのでパンやラーメンに憧れていた息子。
退院祝い?ということで希望を叶えてあげた
パウンドケーキやパンをお昼に
ストイックに健康を重視した食事は大切ではあるけれど、生きるモチベーションも凄く大事だと思う
時にはご褒美、それで元気を取り戻せるなら立派な医食同源になるのではないかな