以前産卵したヒルが二度目の産卵!! | 子どもヤマビル研究会

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2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

今朝は気を取り直してヒルの身体測定、午後は吸血と慎重さが求められる作業がばじまります。

朝の打ち合わせで、気を抜かずに慎重にという確認がなされました。

8時40分、作業が始まりました。

「5番瓶、卵発見」

「えっ、5番って前産んだぞ」

「間違ってない」

「ほら見てみろ5番や」

EとTは、初めての経験なので納得できない様子。

F研究員は、そんなことで驚くなんて・・・、という感じで黙々と測定を続けていた。

「卵かして、重さ測るから」

今回の卵嚢の重さは。0.08gを示していた。前回と今回のヒルの体重差は、 0.46-0.34=0.12 だから、卵を産んで体重も減ったということ。大きさは、8.0×8.3mmでほぼ球体です。

 

さすが、ほぼ完璧にデータの記録ができました。

ここで、F研究員とT研究員に解説。ヒルの産卵はいろいろなパターンがあり、数週間離れて2個産むのもあれば、一度に2個産むのもある。昨年は、2か月以上たって2個目を産んだケースもある。理由は、ヒルに聞いてみないと分からない。

シャーレに卵を移して、周りに腐葉土とミズゴケを入れて、幼生誕生までの観察が始まります。前回のと二つ並行してみていきます。動画が欲しいので、昔のカメラも含めて数台を用意して、いつでもどのカメラででも撮れるように準備しています。

もう、最初の卵は幼生が出て来てもいい時期なんですが、まだ顔を見ていません。

 

昼食は、スバゲーティーです。NHK「ヴィランの言い分」の取材の時にいただいた最後のルーが残っていたので、それをいただきました。たくさん食料のカンパをしていただき助かりました。箱の中を見たら、まだ中華飯のルーも入れてもらってあって、今度はこれをいただきます。忙しい時に大助かりです。ディレクターの久保田さんありがとう。頑張りまぁす。ご馳走様。

 

午後は、吸血タイムになります。鶏のチキンラーメンちゃんも体調良く、僕たちに卵を提供しながらヒルに献血もしてくれます。

今日はいつもと違って短時間で7匹吸着させることができ、1時間30分の吸血時間を待ちます。

最後のヒルを外したのが16時で、急いで後片付けをしてまとめを書きました。

 

とっても充実した一日でした。

しんどかったなあ。