夏休みに入ったので、子どもヤマビル研究会は合宿三昧です。今日は2回目の合宿。Possumの棲家ですることになりました。
鈴鹿の山のふもとで、もともとヒルには親しみのある場所です。
研究員達は、元気にやってきました。比較的涼しい日になり、クーラー代がいらなくなりました。
最初は、近くの宇賀渓にヒル採取集に出かけました。今晩する大実験のヒルを確保するためです。100匹は捕まえると勇んで出かけましたが、ほとんどいないのです。

誰か、何かしたのかな、といいながら探しましたが、ほとんど見つかりません。たまに足に上ってくる程度です。
20匹くらい捕まえるのに1時間以上かかりました。そして、この後も出てくる様子はありません。気温は25度、湿度65%と快適な気象状況です。
この前たくさん採れたのに、今日はほとんどいないのです。
食事後採集場所をいつもの宮妻峡にかえようといことになり、川べりに降りて食事タイムとしました。
そのあと、少し水遊びタイムをとり、体を冷やしたのですが、冷たくてすぐ上がってきます。
この後、いつもの宮妻峡に行って採集を試みました。ところが、ヒルは全くいません。本当に、今日はどうなったのでしょう。
気温25度湿度70%程度なので、ヒルが出てこない状況ではないのですが・・・・・
4時間近く探しまわつて、本日の獲物は30匹程度でした。
仕方がないので、Possum家に戻りました。
そこへ、ジョニーさんが差し入れを持ってきてくれました。楽しいおしゃべりをしていると、
第1期のヒル研のボランティアをしてくれていた、現社会人のリョウ君も来てくれました。
今日のスタッフが足りないので、私からお願いをして協力してもらうことにしました。彼は、調理師の免許を持つ料理人ですので、夕食と夜の大実験のお手伝いをお願いしました。
さすが、少ない材料でおいしく豚肉と野菜いため、オニオンスープ、味ご飯を作ってくれました。おいしかったです。
みんな満足そうです。
大人へのあこがれが強い研究員は、ちょっぴりリョウ君の真似をしていました。似合うねぇ。
食事もおいしくいただけて、いよいよ7時から今回の大イベントに取り掛かることになりました。
それは、研究員を大きなビニル袋に入れて座らせて、その周りにヒルを放し動画を撮ろうというものです。
最初のモデルは、O研究員です。初めてのことになので、なかなか調整がうまくできず、30分も袋に入っていたので、サウナ状態でした。
次々交代で4回やりました。2時間かかりました。満足まではいかなかったのですが、一定の結果は得られ、更に課題も見つかりました。この詳細は、次のブログページにします。
今日の予定を終了したのは、夜9時半頃でした。さっそく、恒例のくじ引きで入浴ペアーを決めて楽しく入浴しました。
11時前に、ヒルに追われる夢を見ながら???、 深い眠りにつきました。みんなと、とても行儀よく朝まで寝てましたよ。
次の朝は、Possum家では5時半起床は常識なので、みんなそのころ起こしました。I研究員の先導で田舎の景色を味わいながら3kmほどの散歩に行きました。
その間に、Possumは朝食の準備です。今日はスタッフは私一人なので、、何役もやります。みんなが帰る頃には食事も出来上がり、食卓を囲みました。
メニューは、ウインナーと野菜中心のヘルシーメニューです。
そして、今日のプログラムに入りました。
今日は、O君お待ちかねの解剖です。解剖顕微鏡を駆使しての実験です。
ヤマビルの親戚のチスイビルの解剖図を借りてきたので、それを参考にして、口から食道などの消化系を確認する課題や、生殖器の確認をする課題や、肛門、直腸を確認する課題をそれぞれ分担して解剖しました。
詳細は、次のブログページで
昼食の時間も忘れる程熱中して、かなりの成果をあげました。私たちの持つ実験道具ではもう限界ですね。
昼食は、Possumの作ったちらし寿司と冷ややっこを食べました。
午後も、解剖に熱中して2時過ぎまで取り組みました。
みんな、とても疲れた表情になり、動きが鈍くなりました。最後のまとめを書いてお迎えを待ちました。
充実した合宿でした。ヒルがあまりとれなかったのが、疑問として残りました。
次回は、再来週になります。