楽しいヒル研の合宿 | 子どもヤマビル研究会

子どもヤマビル研究会

2011年から市内の小中生とともにヤマビルの生態研究をしています。「ヒルは木から落ちてこない」の著者です。

夏休みに入ったので、子どもヤマビル研究会は合宿三昧です。今日は2回目の合宿。Possumの棲家ですることになりました。

鈴鹿の山のふもとで、もともとヒルには親しみのある場所です。


研究員達は、元気にやってきました。比較的涼しい日になり、クーラー代がいらなくなりました。


最初は、近くの宇賀渓にヒル採取集に出かけました。今晩する大実験のヒルを確保するためです。100匹は捕まえると勇んで出かけましたが、ほとんどいないのです。






誰か、何かしたのかな、といいながら探しましたが、ほとんど見つかりません。たまに足に上ってくる程度です。


20匹くらい捕まえるのに1時間以上かかりました。そして、この後も出てくる様子はありません。気温は25度、湿度65%と快適な気象状況です。


この前たくさん採れたのに、今日はほとんどいないのです。

食事後採集場所をいつもの宮妻峡にかえようといことになり、川べりに降りて食事タイムとしました。




そのあと、少し水遊びタイムをとり、体を冷やしたのですが、冷たくてすぐ上がってきます。



この後、いつもの宮妻峡に行って採集を試みました。ところが、ヒルは全くいません。本当に、今日はどうなったのでしょう。

気温25度湿度70%程度なので、ヒルが出てこない状況ではないのですが・・・・・


4時間近く探しまわつて、本日の獲物は30匹程度でした。

仕方がないので、Possum家に戻りました。

そこへ、ジョニーさんが差し入れを持ってきてくれました。楽しいおしゃべりをしていると、

第1期のヒル研のボランティアをしてくれていた、現社会人のリョウ君も来てくれました。


今日のスタッフが足りないので、私からお願いをして協力してもらうことにしました。彼は、調理師の免許を持つ料理人ですので、夕食と夜の大実験のお手伝いをお願いしました。


さすが、少ない材料でおいしく豚肉と野菜いため、オニオンスープ、味ご飯を作ってくれました。おいしかったです。

みんな満足そうです。



大人へのあこがれが強い研究員は、ちょっぴりリョウ君の真似をしていました。似合うねぇ。


食事もおいしくいただけて、いよいよ7時から今回の大イベントに取り掛かることになりました。



それは、研究員を大きなビニル袋に入れて座らせて、その周りにヒルを放し動画を撮ろうというものです。

最初のモデルは、O研究員です。初めてのことになので、なかなか調整がうまくできず、30分も袋に入っていたので、サウナ状態でした。


次々交代で4回やりました。2時間かかりました。満足まではいかなかったのですが、一定の結果は得られ、更に課題も見つかりました。この詳細は、次のブログページにします。


今日の予定を終了したのは、夜9時半頃でした。さっそく、恒例のくじ引きで入浴ペアーを決めて楽しく入浴しました。

11時前に、ヒルに追われる夢を見ながら???、 深い眠りにつきました。みんなと、とても行儀よく朝まで寝てましたよ。



次の朝は、Possum家では5時半起床は常識なので、みんなそのころ起こしました。I研究員の先導で田舎の景色を味わいながら3kmほどの散歩に行きました。

その間に、Possumは朝食の準備です。今日はスタッフは私一人なので、、何役もやります。みんなが帰る頃には食事も出来上がり、食卓を囲みました。



メニューは、ウインナーと野菜中心のヘルシーメニューです。


そして、今日のプログラムに入りました。

今日は、O君お待ちかねの解剖です。解剖顕微鏡を駆使しての実験です。



ヤマビルの親戚のチスイビルの解剖図を借りてきたので、それを参考にして、口から食道などの消化系を確認する課題や、生殖器の確認をする課題や、肛門、直腸を確認する課題をそれぞれ分担して解剖しました。

詳細は、次のブログページで



昼食の時間も忘れる程熱中して、かなりの成果をあげました。私たちの持つ実験道具ではもう限界ですね。


昼食は、Possumの作ったちらし寿司と冷ややっこを食べました。



午後も、解剖に熱中して2時過ぎまで取り組みました。

みんな、とても疲れた表情になり、動きが鈍くなりました。最後のまとめを書いてお迎えを待ちました。


充実した合宿でした。ヒルがあまりとれなかったのが、疑問として残りました。

次回は、再来週になります。