日東のUI2を買ってしまった。
これでUIシリーズは4本目。スレッドタイプでオープンクランプのUI2が欲しかったので、長さも80mmとちょうどよく、つい落札してしまった。
アルマイトは綺麗だが、ロゴの剥がれが目立ち、気になるので全て剥がしてしまう。
このようなシールの剥がし方が分からず、とりあえずドライヤーで温めてみる。端のはがれかけた部分は捲れるようになったが、途中でシールが切れてしまい失敗。
タイヤレバーの先端でこそぎ落とすようにしてみる。剥がれかけている部分は削れるようにして取れるが、粘着が強い部分は滑ってしまい、これも失敗。
悪戦苦闘した結果、最終手段のカッターナイフで削り取ることに。
ステムに傷を付けかねないのであまりやりたくはなかったが、しょうがない。
できるだけ刃を立てず、シールだけ削るように手を動かす。集中力が必要とされる。
さすが日東といったところか。カッターが軽く当たるくらいでは、そこまで傷も目立たない硬いアルマイトがかかっている。
白く残っているのは削りきれなかったのりの一部。これくらいなら使っているうちに目立たなくなるだろう。
あとはワックスで磨けば、微妙なくすみも目立たなくなり、気にならない程度の仕上がりにはなった。
水が入って錆びやすいので、全てばらして粘度の高いグリスでグリスアップしてから組み付ける。
今回はFAUSTO COPPIの色々な部分のパーツ交換をしていく。
長く乗ると改善したい部分が目立ってきたためである。まとめると、
・ハンドルが遠くポジションがきつい。
・600のダブルレバーのインデックス機構にガタが出て、シフトがうまくいかない。
・特定のギアでリアディレイラーのプーリーが音鳴りする。
まずはポジションから。
元のステムは日東のダイナミック9。オーソドックスな形状のクイルステムで90mmだったが、少しハンドルが遠いのが気になっていた。
ステムが高くでているのは、ダブルレバー台座が壊れていたことで、ステムにマウントする台座を付けていたためである。
これを10mm短い今回のUI2に交換し、ハンドルも相性が良さそうな日東のM106 NASに交換する。
以前に使っていた日東のUI2では、同じようにオープンクランプの2ボルトクランプだったのだが、どちらもφ26.0にも関わらず、滑って固定できなかった。
その時はハンドルが少し古いハンドルで、中古だったので、クランプ径がわずかに26.0mmより小さくなっていたのではないかと考えられた。
今回は比較的新めで使用感も薄いこちらを使うことにした。
現代的な形はしているが、リーチ、ドロップともにそこまで変化はない。
ダブルレバーはなぜか家にあった新品のSL-R400。シマノがありがたいことにラインナップし続けている唯一のダブルレバー。
リアのフリクションはなく、8速対応のみなのと、明らかに質が安っぽいのが気になるが、目を瞑る。
プーリーの異音の原因はすぐにわかった。チェーンを外すと、プーリーゲージのボルトが緩く、外れてしまった。
プーリーが動きすぎていたことで、キュルキュルと音を立てていたようだ。ボルトをもう一度締めれば直る気もするが、一度分解清掃しようと思い、とりあえず後継機のアルテグラ(RD-6600SL)を付けておく。
個人的に見た目が許せる最後のシマノ製リアディレイラーだ。これ以降は性能はいいのかもしれないが、なんとも心惹かれない。
青っぽい薄いグレーも好みだ。
ダブルレバーを新品にし、リアディレイラーも交換したところ、段違いにシフトが決まるようになった。抵抗も少なくなり、今まで以上に軽い走りになった。
ポジションも楽で走りやすい。