雨の日雪の日に駆り出されては放置され、パンクしても直されず、挙げ句の果てに新しく自転車を復活させるためのドナーになり、部屋の隅に転がっていた。
雨の日も自転車に乗らなくてはいけないことが多く、カッパを着て完全防備で出かけるのだが、簡易フェンダーではどうしても足元の水飛沫を防ぐことができず、靴がびしょびしょになる。
ただ本格的なフルフェンダーを付けているのはママチャリを除いてこれだけなので、梅雨のシーズンに入る前に復活させたかった。
所詮タイヤとチューブを揃えるだけなのだが、趣味性の低いものはどうしても優先順位が低くなってしまう。
前と同じシュワルベのCX COMP 700×30Cとシュワルベのチューブ。
一本あたり2400円ほどで安く、ワイヤービードなので軽くはないが、走るとそこまで重さは感じない。
雨の日メインで走るので、悪路走破性の高いノブ付きを選ぶ。
ジャンルで言うとセミスリックタイヤというのだろうか。そこまで高くないノブが全体に配置されている。
コーナーでは多少ノブの影響で不安定感を感じるが、ロード用とは違ってという程度なので心配はない。
ブレーキダストで手を真っ黒にしながらタイヤ交換。
ついでにリムテープが痛んでいたので新しいものに変えておいた。
パナレーサーのPoly-Lite 18mm。ロード用の少し軽いリムテープ。どうでもいいが、透明感のある緑色が綺麗。
これがなかなかの曲者でサイズを間違えているのではないかと思うほど、ホイールに入らないのである。
伸ばしていないチューブラータイヤをそのままリムに嵌めようとした時くらい、いやそれ以上の苦労だった。
結局は力技で引っ張って付けた。面倒なので、まだ使えそうなフロントはそのままにした。
いきなり完成。同じタイヤなのでフェンダーとの干渉は気にしなくていい。
七台目の自転車が増えてしまった。サドルがなく、ゲイリーフィッシャーから少し拝借した。
乗り心地はまあタイヤを新品にしただけなので前と変わらない。
出足は重いが、スピードに乗ると軽く進んでくれる。
ただタイヤを変えるだけにしたかったのだが、久しぶりに乗ると、フロントディレイラーの調子は悪いわ、クランクから音なりがするわで改善点がいくつか出てくる。
いつ改善されることやら。