Raleigh RF-L (ラレー ラッドフォードリミテッド)は初めて手に入れたスポーツバイク。


自転車で遠出することが多くなり、ママチャリでは物足りなくなったため、近くの自転車屋で中古で売っていたのがこの自転車だった。


ある意味タイミングが良く、ちょうどコロナが流行り出したこともあり、屋外で密を回避できる運動として近くの河川敷を毎日50km近く走っていた。


クロスバイクのスピード感に魅了され、馬鹿みたいに走っていた。


変速がうまくいかなくなり、ネットで調べながら調整を試みたこともあった。結局全くうまくいかず、無理にそのまま乗ったことでチェーンを切った覚えがある。


しかし、この時の試行錯誤が自転車趣味に火をつけたといっても過言では無い。





乗るだけでは飽き足らず、バーエンドやスマホケースを付けてみたり、性能向上はホイールのグレードアップが1番の近道とネットで読み、 シマノのWH-RS100に変えたりもした。





そしてついには、自転車いじりの沼にはまった自転車馬鹿が一度は手を出す、クロスバイクのドロップハンドル化をした。


なぜかフラットハンドルよりもドロップハンドルに強く憧れてしまうのである。ドロップハンドルであればいいわけでもなかろうに。まあこの段階がなければ、パナソニックのロードバイクを買うこともなかったと考えると、必要な段階だったと思おう。


シルバーのパーツが欲しいというところから、少し古い自転車パーツに興味を持ったというのもある。この時は6400番の600も安かったので、手に入りやすかった。





今も活躍している600のクランクセットはスプロケもついて当時4000円で手に入れた。


新しいパーツの収集を目的として、メルカリというツールに手を出したのもこの頃だった。自転車趣味を通じて流行を知っていった。


この後、本当のロードレーサーであるパナソニックを手に入れたので、スポーツ自転車としての役目が移行し次第に乗らなくなっていった。


『自転車紹介 パナソニック Les Maillots(レマイヨ)の変遷』ゲイリーフィッシャーのMTBが完成したので、小休止に今までに乗った、今乗っている自転車の紹介をする。Panasonic Les Maillots(レマイヨ) …リンクameblo.jp


引っ越しを機に手放そうと考えていたのだが、すんでのところでフレームだけ取っておいたら何かに使うかもしれないと考え、命拾いしたラレーである。





そしてラレーをばらして数年が経ち、ついに復活させることになった。コンセプトは「雨を気にせず乗れる快適な自転車」。


クロスバイクからママチャリ寄りに格が落ちたと言わざるを得ないが、フェンダーとキャリアを付けながらも快走できる万能な自転車を目指した。


振れ取り台を買い、ホイールの手組みにも手を出した。一本のホイールを組むのに、かなりの数の失敗をしたが、勉強になった。





こうしてラレーは再び大地を駆けることとなった。手間はかかったが、結構綺麗にまとまったと思っている。欧米人が通勤用として使っていそう。


大雑把にパーツ構成としては、

ホイール: アラヤRT-520/RC-540×シマノ

ブレーキ: シマノ DEORE LX

クランク: シマノ アルテグラ(6600番) トリプル

RD・FD: シマノ STX

フェンダー: 本所

リアキャリア: タイオガ


ただ問題もあり、ステムは日東のUI2を使っているのだが、どうしてもハンドルとの相性が悪く、滑ってしまうのである。また、ヘッドパーツのガタがどうしても取れない。


ステムは交換して解決したが、ヘッドパーツは色々試したが、フレームとフォークの問題のようで少しガタがありながら走っている。



しかし、この自転車の扱いやすさといったらない。ベースがクロスバイクなのでかなり快適に走れる上、フルフェンダーで雨も全く問題ない。フラットハンドルは、肩肘張らずに乗れるので、少しの距離を乗るのにも向いている。


数年来にクロスバイクの良さを知ったという感じか。自転車趣味が一周まわった気がする。





ラレーはそのフレームの万能性ゆえ、自転車趣味の可能性を広げてくれた、自転車遊びには欠かせない一台だ。感謝を込めてもっと大事に乗らなければいけないが、雑に扱ってもいいのも魅力ではある。

実を言うと、今はタイヤとチェーン、サドル、シートポストを家にある色々な自転車に奪われ、部屋の隅に転がっている。

この白いフレームは何色にも染まる。また復活させなければ。