我が家は、夫が7年以上前に突然いなくなり、その後まったく連絡が取れなくなって失踪してしまいました。
子供が上の子は2才、下の子は0才のときでした。
今現在も、連絡は全く取れませんし、どこでどうしているのか、生死すら不明な状態です。
車だけは当時、富士の樹海の中で見つかりました。
夫がいなくなった当日から現在までの経過は、今までのブログに載せているので、もしよかったら、読んでみて下さい。
夫とは中学時代の同級生ですが、大人になって再会したら、建築関係の仕事をしていました。
でも本当は、夫は美容師になりたかったのです。
高校3年生で進路を考えたときに、夫は美容師を志しますが、実家が学費を出せず、進学はできませんでした。
私はここが。
その先の夫の人生を左右していると、今でも思っています。
夫は、奨学金を借りてでも、美容師の学校に進学して、資格を取るべきだったのではないか…。
そんなことしても、奨学金の返済で苦しむだけなのでしょうか…。
結局夫は、進学せずに、高卒で地元の美容室に就職しました。
働きながら、美容師の資格を取ろうと考えたみたいですね。
偶然ですが。
私の実妹も、美容師です。
いまは結婚して、専業主婦していますが。
高校卒業したあと、美容師の専門学校へ通い、資格を取って美容室に就職しました。
だから、分かるのです。
美容師の仕事や資格って、そんなに簡単じゃないんです。
妹は学校に通ってる時は、朝練て言ってすごく朝が早かったし、放課後もみんなで練習を繰り返す日々でした。
就職してからだって、朝は早いし夜は遅い。
休みだって少ない。
そんな中で、夫みたいに働きながら資格の勉強なんて、無理だったんです。
本人の努力次第で、どうにかなる人もいるのでしょうが…。
茨の道だったのでしょう。
受けても受けても美容師の国家試験に夫は受からず。
いつまでたっても、資格がないから見習いのまま。
いつの間にか、美容師を志すことを辞めてしまいました。
高校卒業のとき、進学できていたら、夫のその先の人生は違ってたんじゃないだろうかって、思わずにはいられません。
夫の両親は、揃って健在なのに。
子供の学費くらい、払ってあげてよって、私は部外者ですが、今でも考えてしまいます。
いまどき高卒って…。
自分たちは貧しい生活に慣れてるから、いいかもしれないけれど。
子供が希望した進路への学費は、親がなんとかして工面するのが、親としての責任なんじゃないのかなって、思うのです。
親は健在なんだから。
偏見かもしれないけど。
貧しさや無責任さ、進学の機会が与えられない環境を、連鎖させてはいけないって、思っています。
私は、子供たちが希望する進路に、高校を卒業したあとも必ず、進学させます。
そのために、いませっせと働いていますし、
夫の生命保険や遺族年金も、取っておいてます。