こんばんわ。


今日も少しだけ仕事の話をします。

私が働く特別養護老人ホームの近くに、大きな規模の公営住宅(団地)が2箇所あります。


ここからもよく、行政を介して措置入所があるのですが。




公営団地って、いまの日本の超高齢化社会の縮図だなって思います。


まず独居の高齢者が多い。

認知症高齢者も多い。

外国人もわんさかいる。


福祉が届いている方はまだいいのですが。


例えば。

独居の認知症&盲目の高齢者の部屋に、なぜか外国人が何人も出入りしていたり。

なんでこういう状況になった?って思いますよね。

社会的弱者は、悪い人たちからカモとして目を付けられてしまうのが、とてつもなく早いのです。

行政が介入したときにはすでに、この高齢者の部屋は日常的に外国人数名のたまり場。

部屋からお金が盗まれたり、薬が盗まれたり。

高齢者本人が怪我をしていたり。


あっという間の措置入所です。


でも本人は周りで何が起きているのかほとんど理解していませんから、施設に半ば強引に連れてこられて、大パニックの大暴れでした。




他にも。

公営団地に住む軽度の認知症の高齢男性(生活保護)が、近くのスーパーで生鮮食品を買ってきて、公営団地の敷地内でその買ってきた商品を、買値よりもっと高い値段で売って、差額でお金を得ていたり。

公営団地の高齢者は、足が悪くてスーパーまで一人で行かれない人も多くて、そういう人たちに売るんですよね。


そういう商売ではない商売が、個人同士で成り立っていたりします。


かと思うと。

朝から晩まで団地の敷地内で小石を集めたり、雑草抜きをしている認知症高齢者。

雪が降る日も、雨が降る日も、真夏の炎天下でも。

外で倒れていて救急車ですが、独居の方ですから、見つかったのは不幸中の幸いでした。



マンモス公営団地は、敷地内でデイサービスでも開所したら、団地の認知症高齢者だけで経営が成り立ってしまうのではないかって感じるくらい、本当に認知症がゴロゴロいます。

福祉が行き届いていない方々も、まだまだいます。


もしろん、独居に限らず、家族と住んでいても、虐待やネグレクトを受けていて、外から分かりにくい認知症高齢者もいっぱいいます。




いまはまだ超高齢化社会の入り口です。

これからどんどん高齢者の割合は増えていきます。

介護する側の人口は足りなくなる一方です。

いまでも福祉が介入できていない認知症高齢者がいっぱいいるのに、

これからどうなっていくのでしょう…。

特に公営団地は危険がいっぱいです。

「行政に通報を」って言っても、周りも同じような高齢者だったり。

それか、自分も痛い腹を探られたくなかったり。


日本社会の闇の縮図です。