https://news.yahoo.co.jp/articles/ae6b482b5fc3a5c0db05c79893c0014ece09c18c
特養の措置入所は、対象の高齢者の生命または身体に重大な危険が生じていると確認された際に認められます。
具体的には以下のようなケースが挙げられます。
養護者による高齢者虐待によって生命に関わる問題に発展する危険性が高い場合
身寄りがなく経済的・身体的に生活していくのが困難な場合
特に、養護者つまり高齢者の家族から高齢者が虐待を受けている場合に、特養への措置入所となるケースが多い傾向にあります。
(ネットから引用)
冒頭に貼ったネットニュースですが。
遠い世界の出来事と感じるかもしれませんが、こういう家族からの虐待で措置入所してくる高齢者が、実際はいっぱいいます。
だいたいは、住んでいた家のご近所の方の行政や地域包括支援センターへの通報で発覚したり。
受診した医療機関の通報で発覚したり。
全身痣だらけで、肋骨が折れていたなんて状況も、珍しくありません。
本来は介護保険制度が始まってからは、契約という形でみなさん入所しますが、
命の危険があると行政が判断した場合、強制的に入所させることができるのです。
虐待だけじゃなくても、介護者の突然死などを理由にした措置入所もありました。
また、虐待の場合は、家族が「返せ」と言ってくることが多く、施設を知らせると暴力的に乗り込んでくることがありますので、暴力家族には入所先を教えないことが多いです。
そしておそらく、私が体感してきた中では、こういった虐待をしてるのは、たいがい息子です。
ネグレクトも然り。
娘が親を日常的に虐待っていう事案ももちろんあるのですが、
分かりやすく暴力をふるって、案の定、外部に知られるところになるのは、息子が多い気がします。
何が言いたいのかと言いますと。
皆さんの身近にも、おそらく高齢者が虐待されているお家が、きっとまたまだあります。
部屋に閉じ込められていたり。
ひどいケースは、同居している孫から虐待を受けていたという方もいました。
少しでもおかしいかなと思ったら、どうぞ迷わずに行政かお近くの地域包括支援センターに連絡してください。
他人の家のことに口を挟むのは…
と考えてしまう方もたくさんいらっしゃると思うのですが、この考え方はもう古いです。
虐待されている高齢者は、認知症を患っていることが大半で、お互いに苦しい生活になってしまっているのです。
特養は、そんな方々のためにこそ、存在しているのです。
不幸な事件が起きてしまう前に。
日常的な大きな物音、怒鳴り声、叫び声。
「最近あのおばあちゃんの姿見ないな…」
と感じたり。会えたとしても、いつもアザがあるとか。怯えた様子などなど。
これってどうなのかな~
と感じることでも。
ご近所でもし、こういうお家があったら、行政か近くの地域包括支援センターに、ぜひ通報してください。
虐待は貧困世帯が多いですが、裕福なご家庭も、食事のケアをしないネグレクトとか、措置は本当に一つとして同じ理由のケースってなくて、理由や原因は十人十色です。
でもどんなケースも、家族が認知症の介護に疲れてるんですよね。
昼夜問わず徘徊が始まったら、施設入所を考えたほうが良いと私は思います。
介護してる方の生活が壊れます。
足腰丈夫な認知症ほどやっかいなものは無いですね。
こんなトイレも、認知症高齢者のために家の中に置かないほうがいいです。
後始末で疲れるだけです。