こんばんわ。


今回は、私の場合の腰椎椎間板ヘルニアのお話をしようと思います。


介護職員の、職業病ですね。

腰、首、肘、膝、手首…このあたりは、働けば働くほど、痛くなりやすいです。

介護職に従事している方々でこのあたりの痛みで苦労されている方は大変多いと思います。


 そして、この痛みは働き続けている限り、おそらく完治というときは無くて、痛みとうまく付き合っていくしかないです。

痛みの強弱はあれど、自分で痛みをコントロールするのです。

そのための方法を、自分で考案しておく。

これが大事だと思っています。

我慢して我慢して働き続けて、「ある日動けなくなりました」では、自分の日常生活を維持できなくなってしまいます。

それこそ、「QOLの低下」です。

「クオリティ・オブ・ライフ=生活の質」です。

介護の教科書によく出てくるやつです照れ

生活の質が低下すると、精神的に落ち込んだり、食欲の低下、睡眠の質の低下、免疫力の低下…疾病の誘発…。


要は、良いことが無いのです。


私で言えば、動けなくなるということは、仕事ができなくなるだけでなく、子供たちのことや家事もできなくなるわけで、想像するだけで恐ろしいです。絶対に避けたい。


ですので、そうなる前に、自分で痛みをコントロールするのです。




では、具体的に。


20代の独身の頃は、仕事が連日続き、腰が痛いな〜って思っても(突っ張るような感じがありましたね)、お風呂につかってストレッチして寝れば、次の日には治っていました。

若さって素晴らしいですよね。

腰ベルトなんて、無縁の仕事ライフでした。


いまから5年くらい前でしょうか…

前々から腰に違和感を感じていました。仕事はもちろん、どの体勢でも同じ姿勢で5分といられない。左側の腰が痛いのです。

一番つらかったのは、車の運転ですね。

運転する姿勢を維持できないまでに悪化していました。

夜寝ていても何度も姿勢を治すために寝返りが必要で、痛みで目が覚めていました。

それでも当時はいまより子供たちが小さく、病院を先送りにしていました。

気休めで湿布貼ったりしながら。

そのうち治るだろうと、甘く考えていたのです。




ある日、朝起きようとすると、突然痛みで起き上がれませんでした。

どっち向きから起き上がろうとしても、激痛で起き上がれないのです。

子供たちを起こして着替えさせて、朝ごはん食べさせて保育園に連れて行って、私は仕事に行かなきゃいけないのに。



起きられない…。

のたうち回るとは、このことか…と思いました。身体を少しでも起こそうとすると腰に走る激痛…。呼吸も出来ませんでした。


それでも起床時で尿意を感じていたので、どうにかしてトイレに行きたい…。

うめき声をあげながら、這いつくばって、寝室を出た場所にあるトイレに行きました。

便器に掴まりながらなんとかかんとか、着座。

「ピキーーーーンゲローゲローゲローゲロー

着座の瞬間、腰に走る激痛も激痛、大大大激痛でした。痛すぎて叫び声あげていました。

お産の次に痛かった、間違いないです。


なんとか用は足せましたが、立つことができません。またしても、這いつくばりながら寝室へ戻り。

実家の母に電話して、救急車を呼びました。


近くの救急病院に搬送され、MRIにて

腰椎椎間板ヘルニア

の診断が付きました。

坐薬の痛み止めと、病院でコルセットを付けて、なんとか歩けるようになったので、自宅に帰宅しました。

子供たちがいるので、家を空けるわけにいかないのです。

入院しても良くなるわけじゃないし。

このときの整形外科のドクターの話と、前から聞いていたヘルニアの先輩介護士たち(介護士にはヘルニア人口が多いのです)の話をまとめると、

①手術はできるが、再発率が高くあまり意味がない。

②痛み止めの神経ブロック注射もできるが、注射自体が激痛で、数時間で効果薄くなる

③痛み止めと電気療法、運動療法などを組み合わせて、痛みと付き合っていく


こんな感じでした。迷わず③を選びました。ただでさえ痛いのに、手術や注射なんて、もっと痛くてイヤだ無気力

とりあえずまず③かなと。


職場には、2週間、休みをもらいました。診断が出ていたので、傷病で。

でも傷病手当金も、お給料の6割?ですよね?

だから、減っちゃうんですよね。


絶対に2週間で仕事復帰するぞと、意気込んで休みに入りました。


何軒も整形外科を調べましたし、整骨院、接骨院、整体…

良さそうな場所は、片っ端から調べて周って、効果がありそうなものを試しました。

整形外科の電気と牽引は、なんじゃこりゃチーンで、全く効果を感じませんでした。

湿布なんか、ヘルニアには効かん。

緩すぎる!これじゃ治らないニヤニヤ



何軒目だったでしょうか…

カイロプラクティックと、高周波の電気でインナーマッスルを鍛える、柔道整復師とのストレッチと筋トレのトレーニング、などなどを組み合わせた自費メニューを取り入れている整骨院が、魅力的でした。

お試しコースでやった時、すごく腰が軽くなって痛みが減っていたのです。


素人判断ですけど、私の場合は、ヘルニアの周りの筋力を鍛えて、腰を支える筋肉をきちんと整えることが、痛みの軽減への近道でした。


結局このコースに20万ほど払い、通いに通って治した感じです。

当初の予定通り、2週間で仕事にも復帰できました。コルセットは欠かせなくなりましたが、なんとか戻ることができ、整骨院にはもう通わずに、いまも自分で痛みと付き合いながら仕事をしています。


最近は、痛みの強度でどれくらいヤバイかというのが分かるようになってきました。

痛み止めも、飲み薬と坐薬と、リリカという神経に効く薬と、痛みの強度で使い分けています。(リリカまでいったら仕事は休みます、副作用がすごいので。)

あとはやはり、日頃のストレッチと筋トレですね。

ヘルニアの改善は1日にしてならず

継続は力なり

ですね。良い言葉照れ


あ、あと寝具を変えました。

これもたぶんすごく大事。


お金は掛かりましたが、子供たちのために働き続けたいし、この仕事が好きなので。


体調崩して仕事休んだりすると、筋力が落ちて、もれなく腰も痛くなります。

分かるようになりました。

悪化しないように、筋力を維持することが、痛みをコントロールするコツです。


私の場合はですけどね照れ

それ以来、ヘルニアの激痛はありません。

先手先手で痛みと付き合っています。

これからも、付き合っていきます。


もし、痛みで悩むすべての介護職員に、少しでも参考になったら、嬉しいです。