ただし、報告書を読んでみると、むしろ逆の事実が浮かび上がってくる気さえします。劇団の会見に調査担当の弁護士が不在であったのは、本当は別の結論だったからではないかと思えるほどです。
事実①:ヘアアイロンの件
2021.8.14 「ロッカー室でAから髪形の指導を受けていたところAが故人の前髪を巻こうとした際、故人の額にヘアアイロンが当たり、故人が額にやけどを負った」
すでに多数のツッコミ (?) が入っているようですが、いきなり驚天動地の記述がありましたね。それは、劇団診療所看護師による
「(舞台化粧のプロである方々において) ヘアアイロンでやけどをすることは劇団内では日常的にある」
...これ、信じる方いるのでしょうか?
「常識的にあり得ない」
としか思えないし (しかも、これが真実なら「宝塚歌劇団の化粧技術は、どうしようもない位の低レベルである」という主張になっていることを自覚されているのでしょうか?)、裁判になれば、当然、その証拠の提出を求められるでしょう。その場合「記録に残していない」で済まされることはなく、証拠がなければ、常識的に判断されることとなる可能性が高いように思われます (し、それでもなお「日常的に起きている」と主張するのであれば、その時点での「ヘアアイロンでの火傷の人数」を確認されることになるかもしれません)。そして、もしもここで躓けば、すでにこの時点で、裁判員の心証が、かなり悪くなることは避けられないでしょうね。
事実②:Aとの関係性
「Aを苦手にしていて、なるべく接触しないようにしていたとう供述が比較的多くあった」
わざわざ「比較的」をつけるあたりに、何らかの作為を感じるところもありますが、要するに「Aとは不仲」であったという事実認定というふうに受け取れるでしょう。
そうなると、「ロッカー室で髪形の指導を受けていた」という状況自体が、やや不自然なように思えます。「なるべく接触しないようにしていた」故人が指導を請う可能性は低いので、上級生からの提案であったと考えざるを得ませんが、通常の人間関係において (多くの方にとって明らかなほど) 自分を敬遠してくる相手 (しかも下級生) に、好意を抱くことは難しいはず (まあ、恋愛感情の場合には、相手に嫌われても...ということは、普通にありえますが、今回のケースでそのような想定は不要でしょう)。それにも関わらず、プレイベートでの指導を行っている状況自体に不自然さが感じられ、指導以外にも何らかの意図があったのではと指摘されても仕方ない気がします。まあ、ここも「劇団内では日常的にある」で済ませるつもりなのかもしれませんが...。
事実推定①
そもそも、今回に限らず、こういった致傷が
「故意なのか、故意でないのか」
を客観的に証明することは不可能なわけです。ですから、その「証拠を出せ」というのは、無茶ぶりもいいところなのですが、それはともかく、今回は、こういった状況下で、「額に火傷を負わす」といった事象が起きています。すなわち、もしも裁判となれば、
「常識的に起こりえる可能性が少ないはずの事故」が「自然発生的には生じ難い状況下」で起きている
ことを指摘される可能性は大きそうです。
また、そういった状況下で起きた出来事について、故人が、
「ご遺族の主張されているような形に考える」
ことは、ごく自然なことのように思われます。
事実③:プロミセス、プロミセスの休演と復帰
2021.9.27 「シャーロック・ホームズ公演の東京宝塚劇場公演終了直後、休演の申し出があった」
さて、ここでは、ご遺族の「休演理由はAとの人間関係」という主張を、(黒塗りが多く、その根拠がはっきりしませんが) 劇団側は「A以外の宙組劇団員との人間関係との悩みの訴えがあった」「休演理由はAとの人間関係とは認められない」という形で否定しています。
ただし、プロミセス、プロミセスは、そのAがヒロインの舞台であるので、「火傷を負わされた人物がヒロインの舞台に忌避感がある」のは、ごく当たり前なことであり、その他の理由の有無に関わらず、Aとの人間関係の悩みが、ある程度は影響していたと考えるのが自然だと思われます。黒塗り下に何が記載されているのかは分かりませんが、それこそ影響がなかったと言い切れるような証拠が存在しているとは思えません。
事実誤認?①
上記の通り、報告書の冒頭近くに
「ヘアアイロンでやけどをすることは劇団内では日常的にある」
という文があるため、ミスリードされてしまいそうですが、
「全ての女性にとって、額に火傷を負う」
というのは、
「きわめて重大な出来事」
であるはずです (勿論、男性においても、決して軽い出来事ではありません)。しかも、舞台に立つ女優さんであれば、なおさらであることは自明でしょう。だからこそ、一層、この供述の信憑性に強く疑義が生じるわけですね。
今回は、幸いにも「跡が残らない」程度だったようですが、その事象が起きた時には、どの程度の火傷なのか知るすべはなく、本人にとって、2021.8.14に起きたことは、かなり強い
「トラウマ体験」
となったことは疑いえないと思われます。それから、わずか1か月半ほどしか経っていない。しかも、出演者は本公演の3分の1ほどの少人数で、その中の一人、しかもヒロインに、その傷を負わされた人物がいるという、本公演よりも、ずっとその人物との距離が近くなりかねない公演です。仮に本人から訴えがなかったとしても、「一定の影響があった」と考えるのが自然であり、それをあえて否定するのは、
「そう主張しなければならない特別な理由でもあるのか?」
と受け取られても仕方ないように思われます。
最初の1ページ半ほどからだけでも、これだけのことを指摘せざるを得ないわけですが...。この先については、「ほぼ自供している」ようなものでないかと思われる事実さえ記載されていいますものね...。しかも、ご遺族代理人は、かの川人博弁護士...にもかかわらず、「証拠を出せ」と言い切れるっていうのは、よほどの〇〇かよほどの○○なのでしょうね...。まさか、次の〇〇〇ってことはないんでしょうけど...。出てこなかった弁護団は、とっとと、この○舟から下りたってことかもしれません。このままだと本当に○んじゃいそうですね...。
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