1789 ④ ’23年・星組・東京 「無二」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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三井住友VISAカード シアター スペクタクル・ミュージカル
『1789 -バスティーユの恋人たち-』
Produced by NTCA PRODUCTIONS, Dove Attia and Albert Cohen
潤色・演出/小池 修一郎

令和5年7月30日 東京宝塚劇場 午前11時公演 2階13列上手側B席


○ 御曹司枠 その一?
ここは、
「いい勝負 (?) かな?」
予想でした...。

マクシミリアン・ロベスピエール[第三身分出身の若い議員] 極美 慎(100期・22番・研10 「しん」「かりん」) 芝居 ☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆

見せ場は、勿論
「第2幕 第1場 誰のために踊らされているのか?」
ですから、「劇的な歌唱」と「激しいダンス」が要求される役どころ...なので、わたし的には、「ARIちゃん」で見たかったのだけれど...。前に書いた通り、番手的には、あの配役が順当か...。それに、初演は

マクシミリアン・ロべスピエール(第三身分出身の若い議員) 珠城 りょう(94期・18番・研8(初演当時) 「りょう」「たまき」) 芝居 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆

だったので、所謂
「御曹司枠」
なのかもしんない...。

...はともかく、この二人、御曹司ってだけでなく、歌唱的に、
「ちょくちょく音程が微妙にズレる」
ところも似てますね(笑)。声質的には、しん君の方がいいでしょうが、歌唱については、大きな差はなかったでしょうか。ダンス・スキルも大差ないと思うけど、「ガタイの良さ」もあって、
「グイグイくる迫力」
という点では、明らかにたまきち君の方が上で、役柄的にも、よりハマっていたと思います。ただし、「たまピエール」の
「朴訥的猪突猛進系男」
的な印象とは、やや対照的に、「しんピエール」の方には、何と言うか
「美形悪役キャラ」
的感があったので、そちらを好む方も多いかもしれませんね。


○ 御曹司枠 そのニ?
多分、ここは当たってたはず...

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン[スウェーデンの将校、王妃の愛人] 天飛 華音(102期・2番・研8 「カノン」)

ちなみに、初演は、こちら...

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン(スウェーデンの将校、王妃の愛人) 暁 千星(98期・首席・研4(初演当時) 「ARI」)

ちなみに、わたし的な
「男役下級生イチオシ歴」
としては、
95期「こっちゃん」
の次に
98期「ARIちゃん」
がきて、そして、
102期「カノン君」
という流れになっています (小推し (?) だったら、他に数人いますし、娘役さんだと、イチオシも、もっと多いけど)。ちなみに、93期以前は、新公学年の頃をよく知りません。また、103期以後は、あまり新人公演をみていません (新公自体がなかった期間も長かったし) が、多分、イチオシ的な方はいなさそうと思っています。さて、3人とも、今は星組で、また、いずれも
「ダンサータイプ」
でもあるけど、わたし的な推し理由は、
「美声」
の方です。こっちゃんの
「低音域が豊かに響く理想的な男役美声」
に対し、ARIちゃんは、
「ややハイトーンの輝かしい美声」
って感じかな? そして、「カノン君」は、
「こっちゃんによく似たタイプの美声」
でしょう (これって、きわめて希少だと思う。実際、他にはいないのでは?)。まあ、この役だと、歌の見せ場は基本ないのが残念...。カノン君は、新公卒業なんですね...。ARIちゃんと同じく、
「新公ロナン」
が聞きたかったですね...。


○ どなたでも...
まあ、こちらはね...。

シャルル・アルトワ[ルイ16世の弟] 瀬央 ゆりあ(95期・40番・研15 「せおっち」「なおみ」)  芝居 ☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆

ぶっちゃけ、どなたがやっても...

シャルル・アルトワ(ルイ16世の弟) 美弥 るりか(89期・4番・研13(初演当時) 「るりか」「るり」「みやちゃん」)  芝居 ☆☆☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆

こうはならない...。というか、
「みやちゃん/アルトワ」
って、ある意味、原作の設定を超えて、
「新たなキャラクターを創造」
したみたいな感じだったのではないでしょうか。本来のキャラって、帝劇版のような人物であって、
「第2幕 第3場 私は神だ」
とか言われても、あんたただの
「傲慢系変態色情変質者 (ク○男ともいう (笑))
でしょう、って感じになりますが、「みやトワ」は、その
「妖しい超美貌」「蠱惑的な歌声」
に圧倒されるためか、やっていることは全く同じなのに (○ズ男感があまりなく)、つい、本当に
「神と同じだ アポロンだ」
かも、って思わされそうになりましたものね(笑)。せおっちの役作りに瑕疵はないけれど、普通に作ればやはり
「変質者系悪役」
って感じになります。ここは、
「傑出した美貌」
という点で、
「しん君がいいんじゃないかな?」
って思っていたのですが、多分、大差なかったでしょう...。

「シャルル・アルトワ」は、みやちゃんの最高の当たり役であり、そして、何度再演されようと、
「みやトワ」的存在性は再現不可能
だと思います。



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