ロミオとジュリエット ⑰  ’21年・星組・東京 「Bは○○○のB?」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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My Favorites:
①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

ミュージカル『ロミオとジュリエット』
原作/ウィリアム・シェイクスピア  作/ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出/小池 修一郎  演出/稲葉 太地

令和3年5月22日 15時30分公演 東京宝塚劇場 2階16列最上手側B席

勿論、忘れていたわけではありません(笑)

○ 舞台の主柱
わたし的に、この公演で、最も印象的だったのって、「ひっとんちゃん」の
「リアル・ジュリエット」
と、もう一人

⑰ 瀬央 ゆりあ(95期・40番 「せおっち」「なおみ」) ティボルト・キャピュレット(B日程)  芝居 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆

「せおっち」だった気がします (「こっちゃん」は、予想範囲内での最高レベルという感じだったので)。ムラでの初観劇(B日程)の時には、正直、
「歌が苦手」
というのを、どこかで見かけたことのある「せおっち」には
「楽曲が難しすぎ」
るのか...って想ったのですが、 
「20日後」
の二回目の観劇(B日程)の時には、その歌唱が
「長足の進歩」
を遂げていて、かなり驚かされました。歌で○を引っ張るどころか、きちんと、この傑作
「ミュージカルの中心」
の一つになっていましたものね。


○ 大切なこと?
さて、東京での「A日程」の観劇を経て強く感じていることは、
「μ歌唱」
において、最も大切なこと (の一つ) は、
「一音一音」
全ての♪を
「正確な音階」
で発声することではないかということです。当たり前のようですが、実際の舞台では、「劇中の歌唱」であるためか、ともすれば、
「芝居がかった」
ような歌い崩しをして、ある意味「音程のズレ」を芸でごまかしているような感じのする方もいる気がします (名曲は、楽曲自体で全てを表現しているため、こういった余計なこと(?)はしなくてよいってことかな?)。とはいえ、その大切な「正確な音階」が
「完璧」
に出来ているのは、ほぼ
「こっちゃん」
だけであり、進歩した「せおっち」の歌唱にも、どうしても
「微妙な音程のズレ」
はあるのですが、(歌い崩すことなく)
「正確に歌おう」
とする意欲は、確かに感じられます (「苦手意識」が良い方に働くのかもしれません)。そして、以前から思ってはいましたが、せおっちって、
「声がいい」
ですね。
「声量豊かで、張りがある」
だけでなく、声質に
「美しい響き」
があって、歌声自体に魅力があります (そして、声にちょっと「ナキ」が入るタイプで、↓のような曲調にピッタリ嵌りますね)


第2幕第11場 マントヴァへの道  ”どうやって”伝えよう Comment lui dire” ☆☆☆☆

⑰ 瀬央 ゆりあ(95期・40番 「せおっち」「なおみ」) ベンヴォーリオ(A日程)  芝居 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆

この公演だと、定評ある
「芝居の良さ」
よりも、むしろ、その
「歌声で魅せて」
くれた気さえしますね (それに、あの銀髪姿は、ちょっと「○ばさん」っぽいと思う(笑))。この曲の仕上がりも、
「予想以上」
に、見事なものでした。正直、かなり「○腺」に来ちゃいましたから(笑)。


○ もう一人?
とはいえ、↑に書いた「正確な音程」という意味では、「B日程」の「あかさん」の方が上だと思います。ただし、それは、ある意味、「あかさん」の
「実力が凄過ぎる」
ってことかな?
「地声の低音」~「頭声の超高音」
まで、その「驚異的な音域の広さ」は、劇団全体でも屈指の高レベルでしょう。

第2幕第10場 ヴェローナ市街のあちこち  ”狂気の沙汰(リプライズ)”

ここでも、せおっちは回避していた、「超高音域」を軽々と歌っていましたものね。

③ 綺城 ひか理(97期・14番 「あかさん」「あかちゃん」) ベンヴォーリオ(B日程)  芝居 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆☆

キャラ的には、今一つ合わないものの「パリス」でも、少なくとも歌唱面では「B日程」よりも、明らかに↑でした。この公演は、改めて、あかさんの
「傑出した歌唱力」
に気付かされる舞台でもあった気がします。そして、この点では、入れ替わりで「花組」に入った「同期生」よりも、○だと思います。


○ 最高が...
もうこの公演は、終わってしまったのですね...。映像でしか知らないのですが、
「歴代でも最高」
と思えるものが、たくさんあった、とても素晴らしい舞台でした...。

① 歌唱力最強の「ロミオ」
礼 真琴(95期・首席 「まこっつあん」「こと」「こっちゃん」)

② 最高にリアルな「ジュリエット」
舞空 瞳(102期・首席 「ひっとん」「なこ」)

③ あの難曲を、ほぼ完璧に歌いこなす「乳母」
有沙 瞳(98期・19番 「みほ」「くらっち」)


と、ここまでが、「不変キャラ」で、さらに「役替わり」でも

④ 歴代最高のハマりぶりの「パリス」
極美 慎(100期・22番 「しん」「かりん」) パリス伯爵(B日程) 

⑤ 半端なく凄まじい存在感の「死」
愛月 ひかる(93期・20番 「あい」「ちゃんさん」) 死(B日程) 

⑥ これ以上望みようがないほどの儚き美しさの「愛」
希沙 薫(100期・13番 「きさちん」「なおみ」) 愛(B日程)
 


このように「B日程」には、
「歴代最上級が3役」
もあって、さらに、その他の「役替わりキャスト」についても、
「ベンヴォーリオ」
だけは、微差だと思いますが、
「ティボルト」「ヴェローナ大公」「マーキューシオ」
の3役については、明らかに
「B日程」
の方が上回っていたと思います。

前に書いたように、「A=Grade A」のような「勘違い (?)」をしていましたが、本当は
「B=The "B"est Casting」
だったようです(笑)。何だか「B日程」の配役を、純粋な
「適材適所」
あるいは、「オーディション」での実力等で決定した後に、「A日程」の配役を、
「スター序列」
を、最大限に考慮しながら、はめ込んでいったようにさえ思えます (ただし、キャピュレット夫人だけは例外かな?)

● 公演評価
A日程 ☆☆☆☆ / B日程 ☆☆☆☆☆☆


本当に「絶対的必見」であったのは
「B日程公演」
であったといってもいいかもしれませんね。返す返すも「4月29日のB日程」が観れなかったことが悔やまれます...。「せおっち/ティボルト」も、さらに良くなっていた気がしますし...。でも、むしろ「2回ずつ観れた幸運」を感謝するべきでしょう...。


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