原作/ウィリアム・シェイクスピア 作/ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出/小池 修一郎 演出/稲葉 太地
令和3年3月20日 宝塚大劇場 15時30分公演 1階24列センターS席
前回の続きです。
○ 今更...
第2幕第5場 ロミオの心象
ここで、あの曲が、もう一度、歌われます。
”僕は怖い(リプライズ)J'ai peur” ☆☆☆☆☆
この
「絶唱」
を、軽々とこなしている...
...ことには、今更驚きませんけど(笑)、
...でも、やっぱり凄いな...。
○ 夢...
第2幕第6場A ジュリエットの居室
第2幕第6場B ロレンス神父の庵
”神はまだお見捨てにはならない” ☆☆☆☆
神父様と乳母の
「年長者らしい」
温かな言葉に胸打たれ、そして、
「神父様が仰る様な未来」
だったら、どんなに...と、とても切なくなるシーンでもあります。また、わたし的には
⑪ 有沙 瞳(98期・19番・研9 「みほ」「くらっち」) 乳母 芝居 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆
「くらっち/乳母」の歌唱では、ここが
”My Favorite”
でした。
○ 一夜限り...
第2幕第7場 ジュリエットの寝室
”ひばりの歌声 Le Chant de l'alouette” ☆☆☆☆
「初夜」
を終えて、二人とも、少し大人になったでしょうか。とはいえ、まだまだ若い二人...さらに
「別れがたく」
なるのは、ごく自然なことでしょう。それにしても
「美しい曲」
ですね。
○ 現実...
第2幕第8場 キャピュレット家内
”明日には式を Demain” ☆☆
しかし、容赦なく、現実が押し寄せてくる...。この第7場、第8場には、ある意味、
「本当のジュリエット」
というものが良く表現されている気がします。そして、ここでの
「乳母の手のひら返し (?)」
には、少々驚かされますが、確かに、現実的な
「大人の考え」
ではありますね。ところで、「A:マーキューシオ」でもある
⑬ 極美 慎(100期・22番・研7 「しん」「かりん」) パリス伯爵 ☆☆☆☆☆
「しん君」のパリスは、この舞台中
「最高のはまり役」
だったかもしれません。ここの
「ホンモノ感」
もハンパなかった(笑)。歴代でも最高かも? ここも、きっと「B」の方がいいでしょうね。
○ Good Job?
...はともかく、初観劇前は、ここは、
「HIRO様の特出かな?」
とか思っていたのに...観てみたら「違う方みたい...」 でも、メイクが濃くて、なかなか、どなたなのか分からなかった記憶があります(笑)。
⑭ 天寿 光希(91期・首席・研16 「みっきぃ」) キャピュレット卿 芝居 ☆☆☆ / 歌唱 ☆☆
例によって、やや「○○とらしい/○い」けど、芝居はまずまず、ただし、少々「発声が○い」タイプだけに、初観劇の時には、結構
「ミュージカル関門」
感があった気がしましたが...
”娘よ Avoir une fille” ☆☆☆
急にヴォリュームが大きくなり、盛大にエコー処理が掛けられていて...問題なく
「関門スルー」
でした (とはいえ、音程どりは、やや○しいとこあり)。ここは
「大坪先生」
のグッジョブだったでしょうか(笑)。
○ 謎?
第2幕第9場 マントヴァの街~ロレンス神父の庵
”彼女なしの人生 Sans Elle” ☆☆☆
さて、とりあえず、ロミオは
「ジュリエットなし」
でも生きてはいるようですが、
第2幕第10場 ヴェローナ市街あちこち
”狂気の沙汰(リプライズ)~服毒” ☆☆☆
動物は
「呼吸なしでは生きていけない」
ので、
「死んだように」
静かに眠っていて、起こそうとしても、
「目が覚めない」
といった状態は作り出せますが (要するに「麻酔」ですね)、
「息が止まって」
いれば、本当に死んでしまいます...ので、ここが、この作品の中で、
「最大のフィクション」
な訳ですが...そんなことを突っ込むのは「ヤボの極み」ですし、シェイクスピア世界には、『マクベス』に出てくる、例の「綺麗は汚い」と唱える「魔女」とかもいるわけですから、一種の
「マジック・アイテム (?)」
と考えればいいのでしょう、きっと...(笑)
...はともかく、この場面の
「大合唱~+ソロ~+ソロ」
という楽曲構成は、とても聞きごたえがありますね。
「ミュージカルの醍醐味」
を感じさせてくれます。
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