f f f ① ’21年・雪組・東京 「謎々?」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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かんぽ生命 ドリームシアター
ミュージカル・シンフォニア
『f f f -フォルティッシッシモ-』~歓喜に歌え!~
作・演出/上田 久美子

令和3年3月14日 東京宝塚劇場 11時公演 2階13列上手側B席

遠征も考えていたのですが、緊急事態宣言の再発令にてとりやめ...この公演は、これが初観劇でした。

[解説]
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。音楽史に革命を起こし、今や不滅となったその男の名前。しかし男の名は、あらゆる不運に彩られている。失恋、孤独、失聴…。それでもなぜ彼は、至上の喜びを歌う「第九」を完成させることができたのか。
聴力を失い絶望する天才音楽家の前に姿を現した謎の女。女の不可解な存在にいらだちながらも、いつしか彼女を人生の旅の友としてゆくルートヴィヒ。やがて二人の不思議な関係が生み出した音楽とは──。
フランス革命後の混沌のヨーロッパで、ナポレオン、ゲーテ、そしてベートーヴェンが歩む覇道が交差する。誰もが知る伝説の男たちについての、新しい物語…ミュージカル・シンフォニア!


○ 予想?
さて、ウエクミ先生による「トップ退団公演」といえば、まさに
「傑作」
というべき素晴らしい作品
「神々の土地」
がありました。そして、その次の大劇場公演作品も、
「トップ退団公演」
となった訳ですから、皆様も、かなり
「期待値高め」
だったでしょうか? ただし、私自身はあの
「ポスター」
を見た時から、ちょっと「ふつー (?) じゃなさそう?」といった「不穏な (?) 雰囲気」を感じていて...さらに、その後
『FLYING SAPA 』
を見て、もしかしたら、こりゃ、ちょっと、こっちも
「ヤ○いんじゃ...」
とか思っていた気がします(笑)。


○ The First Impression
そして、実際に観劇してみると...(って、それにしても、この作品...感想...書くの難しいですね...。①で終わりかも?(笑)。他のブロガーの方々は、どんな感想を書かれているのでしょうね。全然見ていないから分からないのだけれど...)
「訳の分からない話」
というわけではなくて、何となく
「分かりそうな気はする」
のだけれど、やっぱり
「よく分からないところが多い」
作品っていうのが、わたし的には正直な印象でしょうか。
「分かりそうで分からない」
って、『FLYING SAPA 』の時も、そんな感じがした (いや、こっちは「分からなさそうで、やっぱり分からん」だったかな? (笑)) けれど、再び、先生に、
「あなたには、この作品を理解できますか?」
的な「謎解き」を挑まれているような気もしました(笑)。


○ 構成

第1場 天国の扉
第2場 プロローグ ~fff~
第3場A アン・デア・ウィーン劇場 -楽屋-
第3場B ナポレオン戦争
第3場C アン・デア・ウィーン劇場 -ロビー-
第4場A アン・デア・ウィーン劇場 -劇中劇-
第4場B アン・デア・ウィーン劇場 -ロビー-
第5場A 不幸の記憶 -ボンの生家-
第5場B 不幸の記憶 -選帝侯宮殿-
第5場D 救済の記憶 -ブロイニング家の居間-
第5場E 革命の記憶 -ボンの丘-
第5場F ナポレオンの戴冠式
第5場G ハイリゲンシュタットの遺書
第6場 野外コンサート
第7場 ルートヴィヒの下宿
第8場 ナポレオンの陣中
第9場 ルートヴィヒの下宿
第10場 ボヘミア地方テプリッツの庭園
第11場A ウィーン会議
第11場B 過去の幻影
第12場 ブロイニング家の居間
第13場A 雪原 ~夢のシンフォニー
第13場B 彼女の名前
第14場 最後のシンフォニー

私が、この作品で描かれたベートーヴェンのエピソードの中で、知っていたことは、あまりに有名な「難聴を患ったこと」以外では
「交響曲第3番『エロイカ』が、ナポレオンを讃える曲であったこと、そして、ナポレオンの戴冠に酷く失望したこと」
位...あと
「ハイリゲンシュタットの遺書」
という言葉は知っていたかな (内容は知りませんでしたけど)。そして、
「悲惨な幼少時代」
は事実のようですが、その他のエピソードは
「虚実が入り乱れて」
おり、それが分かりにくさの一因でしょうか? また「第5場A~E」のように、舞台が
「急に、過去に」飛んだり、あるいは、「第5場F」「第8場」「第11場A」
のように、突然
「ナポレオンのエピソード」
が挿入されたりする構成もまた一因でしょうか。

とはいえ、何といっても
「謎の女」
という存在こそが、そのまんま、
「最大の謎」
ですけど...。正直なところ「理系的な答え」は、勿論なさそうなので「文系的」に考えるしかないかな...。ちょっと苦手な分野かも...(笑)。


○ 心配?
さて、「様々なヴァリエーション」はあっても (いや、実は、あまりないかもしれないけど (笑))
「TAKARAZUKA WORLD」
の基本は、やはり
「トップコンビの愛の物語」
ですよね。そして、その正に、
「王道の傑作」
を、星組の舞台で見たばかりだっただけに、この作品の
「テーマ設定」「人物設定」
を、かなり異質に感じたように思います。そして、それは、前作
『FLYING SAPA 』
とも共通していました。ただし、前作が、ほぼ
「登場人物の心情への共感」
が不可能だったのに対して、この作品は、そういったことはなく、また、やや
「複雑な物語構成」
も、基本的には、主人公の
「心情の変化」
に合わせて、舞台転換を図っている感じで、結構
「物語には入りやすかった」
ように思います。ですから、前作よりもはるかに、観劇後の
「満足度は高かった」

...でも、ウエクミ先生が、普通の (?) 「TAKARAZUKA」世界に戻られる気があるのかどうかは、かなり不安になりました...。
『神々の土地』
のような傑作を、また観たいのですが...



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