眩耀の谷 ② ‘20年・星組・東京 「対極?」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

My Favorites:
①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

夜中にふと目を覚まして、この作品の感想を考えていたら...いつの間にか、再び就眠...したら、夢の中に「こっちゃん」が出てきて、ブルゴーニュグラスを持って「白ワイン」で乾杯する夢を見ました。こっちゃんはタキシード姿だったので、きっと『エルベ』のフロリアンですね。ちなみに、ワインの味は...覚えていません(笑)。

<公演も最終版ですので、ネタバレは気にせずに書いております。ご注意ください>

チケットの入手がさらに難しくなって、あまり観劇できていません...そういえば、この前の日は、『はいからさん』のLVを自宅で鑑賞しましたけど...実際の観劇は、6月の大劇場以来久しぶり...そして、東京公演って、いつ以来だろう...

幻想歌舞録『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』
作・演出・振付/謝 珠栄

令和2年9月6日 東京宝塚劇場 午後15時30分公演 1階12列上手側S席

[解説]
紀元前の中国大陸に西の地からやってきた流浪の民“汶族”は、彼らの神“瑠璃瑠(ルリル)”の使いに導かれ、豊かな自然と土壌を持つ“亜里”という地にたどり着いた。そしてその地に「汶」という小国を築きあげる。
紀元前800年頃、勢力を拡希大する周の国は、汶族の首領・麻蘭を征討し、汶を攻略。ここに汶族は周国の統治下に置かれる。その美しい亜里の地に、数々の戦の手柄を持ち麻蘭征伐の勇者と称えられる管武将軍と共に、新しく大夫となった丹礼真が赴く。志し熱く理想にもえる礼真は、敬愛する将軍から汶族の聖地と呼ばれる“眩耀の谷”の探索を命じられる。汶族の残党(麻蘭の手下)が潜んでいるというのが名目上だが、周国王宣王は、谷にある黄金が目的。そんなこととは露知らず礼真は、ある日神の使いの幻を追ううちに、一人の汶族の男と遭遇し、眩耀の谷を見つけることができる。しかしそこで出会った汶族の舞姫・瞳花とその男により、礼真の運命は思いもかけぬ方向に流されていく。母国を信じる礼真に待ち受ける試練とは、そして希望とは…。



○ 好対照?
さて、言い訳 (?) ではありませんが、
『FLYING SAPA』
の感想が、あんな風になったのって、同時期に、ある意味
「好対照」
と言えるような、この作品が上演されていた影響があるのかもしれません...。『FS』が、通常の
「タカラヅカ的お楽しみ」
要素を、(多分)
「意図的に排除」
して (テーマソングすらない...) 全体を構成し、一種の
「斬新さ (?)
(のようなもの?) を目指していたように見えたのに対して、この作品は
「清く、正しいヒーロー」

① 丹 礼真  礼 真琴(95期・首席・研12 「まこっつあん」「こと」「こっちゃん」) 演技 ☆☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆☆

と「清く、美しい乙女」との「清く、正しく、美しい純愛物語」......ではありませんでしたね(笑)。

② 瞳花  舞空 瞳(102期・首席・研5 「ひっとん」) 演技 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆ / ダンス ☆☆☆☆☆

「二番手役の愛人」
...っていうのは
『異人たちのルネサンス』
と同じ設定ですから、まあ、「あり得ないパターン」ではないのでしょうが
「一児の母親」

「盲目」
という設定には、やはり驚かされました。しかも、この作品のメインテーマは、この (やや有りがちな)
「薄幸の女性」
との愛の物語...でもなかったですから...。


○ 骨太
勿論、
「この二人の関係性」
が、徐々に深まっていき、あの素晴らしい
「ラストシーン」
に繋がっていく構成が、この作品の
「最も大きな魅力」
の一つではありますが、
「物語の主題」
としては、むしろ
「少数民族の悲哀」
がコアとなっていて、全体としては
「人間のもつ強さ、弱さ、美しさ、醜さ」
(の一部) を描き出すといった
「骨太の物語性」
を感じさせる作品でした。まあ、某作品のように
「人間存在の問題点を、すべて包括的に解決する方法 (なんてあるわけないけど)
を模索するみたいな「稀有壮大 (過ぎる?)」作品には負け (?) ますが、
「タカラヅカ・オリジナル作品」
として、ここまで
「緻密で、大きな物語構築」
は、やはり稀でしょう。こちらは、何度でも見たかった...
...けど、もうすぐ千秋楽...LVみるつもりだったのですが...仕事が入っていて...(涙)


○ 唯一
文句なしの傑作...と言いたいところですが、
S15 眩耀の谷
での
「瞳花の踊りの激しさ」
だけは、それまでの物語の流れから、やや遊離していて、何だか少し
「こそばゆい」
ような感じがありました (入りだけでも、もう少し静謐な方が良かった気が...)...けど、それ以外は、
「全く非の打ちどころがなく」
まさに
「傑作」
だと思っています。

● 作品評価 ☆☆☆☆☆

それにしても、これほどの実力があるのに、なぜ今まで、劇団は、「謝先生に演出を依頼してなかったのでしょう?」 そこは、とても不思議ですね。

...とはいえ、最初に演目発表があって、
「丹 礼真」「瞳花」
という、まるで「オ○ジギ○グ」のようなキャスト名を知った時には、正直、
「期待<<不安」
...(笑)。
「いい意味で」
期待を裏切られた...っていうところも、某作品とは正反対でした (ちなみに、私は、「見ず知らずの方を○む」ような趣味はありませんので、単なる正直な個人的な感想で、異論をお持ちの方が大勢いらっしゃることも重々承知しております)


にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村