ON THE TWENTIETH CENTURY
Book and Lyrics by Adolph Green and Betty Comden, Music by Cy Coleman
潤色・演出/原田 諒
平成31年4月7日11時公演 東急シアターオーブ 2階9列下手側A席
● Songs
Act II
① Entr'acte: Life is Like a Train – Porters ☆☆☆
オリジナルは、ポーター4人なんですね。今回は+Flanaganもいました。そして、その後、かなり「総出」に近くなって、盛大な
「タップダンス・ショー」
となります。歌については、やはり実力者
「たっちー君」
の声の良さが際立っていましたね。「しゅわっち君」も悪くはないけれど、ちょっとメロディーラインが弱めな感じ...。あとの二人は、まあ下級生と言うことで...(笑)。「タップダンス」については、一幕冒頭での
「ポーター4人出」
のものも印象的でしたが、4人とも、もうちょっと...だったかな? 最終日まで、あまり変わんなかったし...。まあ、私って、タップの魅力があまり分からない方だけど...。個人的には
「大人数でのタップダンス」
が一番楽しめました。音も大きくなりますし(笑)
さて、オリジナルだと、ここで
I Have Written a Play (Reprise 1) - Congressman Lockwood
ロックウッド議員の歌があるみたいですね。この辺は、一幕の「コンパートメント乗っ取り事件」も含め、ストーリーの改変があったのかもしれません。さて、それはともかく
② Five Zeros – Owen, Oliver, Letitia, & Oscar ☆☆☆☆
オスカーだけでなく、歌では、ここが
「二人組の最大の魅せ場」
かもしれませんね。そして、「いっちゃん」様は、ここでも「いい味」を出していました。「名曲」というのとは、ちょっと違う気もしますが、最も
「印象に残る」
曲の一つのような気もします (って、まあそういう曲ばかりですけど (笑))。「ネタバレ」で聞く「再観劇」の時にも、また違う味わいがあったし...
「おもしろく、やがて哀しき...」
といった風情でしょうか(笑)。
③ I Have Written a Play (Reprise 2) - Dr. Johnson
やっぱり、「あす君」って
「いい声」
ですね。ちょっと「尺が短め」なのが残念でした。
④ Sextet/Sign Lily Sign – Owen, Oliver, Oscar, Letitia, Lily, Bruce ☆☆☆☆☆
この
「六重唱」
は、このミュージカルの楽曲の中での、最も大きな
「クライマックス」
でしょうか。6人ともしっかり歌い、中でも「主役二人」が特に...というよりも、ここも、途中で、結構長めの「ソロ」が入る
「リリー」
が一際大きなパートを占めていて、一幕の「ヴェロニク」とともに、このμ、実は
「きぃちゃん主演」
を強く感じさせる場面でもありました。
⑤ She's a Nut – Company ☆☆☆☆
英語だと“a Nut”と言うんですね...はともかく、ついに、おばあちゃんが、
「妖怪変化の類い」
といった本性を現し...じゃないけど、面白く楽しくて、かつちょっと「シュールな場面」でした。ただし、こういった見事な
「大人数のダンス+歌」
というのは、間違いなく、宝塚舞台の
「醍醐味」
ですね! そして、ここは、2階からの方が、より楽しめたかもしれません (もち、負け惜しみ? (笑))。
⑥ Max Jacobs – Max
今後の雪組新公での「一人っ子」が確実視される「ちさと君」...今回は「びみょーに目立つ」ところに来ていました。この舞台を観ていて、ちょっと、全体的に
「たまきち君」
に似たタイプに思えました。
⑦ Babbette – Lily ☆☆☆☆
またまた来ました
「きぃちゃん主演」
シーン (?)。これで、何度目でしょう。歌唱だけでなく、芝居も含めて
「圧巻のパフォーマンス」
ここは曲自体よりも、きぃちゃんのパフォーマンスを堪能すべきシーンだったような気がします。
⑧ The Legacy– Oscar ☆☆☆
そして、続いては、
「だいもん主役」
の場面...なんですけど...尺が↑よりも短いし、歌よりも
「コメディー」
を楽しむ場面のような感じだったし...。まあ、最も「大うけ」シーンではあるんですけどね。ミュージカルの中心ということを考えると...やはり主役は...
⑨ Lily, Oscar – Lily & Oscar ☆☆☆☆
まあ、ここも、楽曲自体の魅力というよりも
「芝居を楽しむ」
ところでしょうね。でも、ここの
「大どんでんがえし?」
こそが、ストーリー的には
「最大の魅力」
ですよね! 最初に観た時は、何というか
“やられた!!!”
といったような「インパクト」がありましたっけ...。しかも、それが冷めやらぬうちに、唐突な (?) 二人の「ハッピーエンド」がやってくる...。
⑩ Finale - Company ☆☆☆☆☆☆
そして、その
「最高のハッピーエンド (?)」
に相応しい
「真っ白な衣装」
に全身を包んだ美しい方々が、素敵な
「テーマソング」
を歌いながら、集ってくる...。ここまでで、すでに「超ハッピー」な気分...ところが、客車の壁 (?) が上がると、そこには、純白の「ウェディング」衣装に身を包んだ「リリーとオスカー」が乗る
「大きな20世紀号」
が現れる...。
芝居での
「どんでん返し」
に「ヤラレタ!!」で、ストーリーは
「最高潮!」
と思いきや、すぐに、超唐突な二人の
「超ラヴラヴ」
がやってきて、こここそが
「最高のクライマックス」
と思いきや
「最後の最後」
初観劇の時には予想だにしなかった、そして、再観劇の時にはすでに分かっていても、あの
「20世紀号の雄姿」
に、さらにさらに
「幸せな気分」
に満ち溢れる...。これ以上の
「ハッピーエンディング」
ってあり得るのかな...。もしも、
「円盤」
が出来れば、その円盤を見た人の数だけ、この
「幸せ」
を感じる人が、もっともっと増えるはずなのに...。
● 楽曲評価 ☆☆☆☆☆
とにかく、幸せな気分にしてくれる素晴らしい舞台でした。
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