ファントム ⑨ ‘18年・雪組・東京 「残念なこと」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

三井住友VISAカード ミュージカル『ファントム』
脚本/アーサー・コピット 作詞・作曲/モーリー・イェストン
潤色・演出/中村 一徳 翻訳/青鹿 宏二

東京宝塚劇場 平成31年2月3日 午後11時公演 1階14列上手側S席

さて、この日は、久しぶりの1階席...って、いうか、東京では、ほとんどB席か...。
「B席の方が音がいい」
とか書いた気もしますが...やっぱり「負け惜しみ」でした(笑)。


○ ちょっと残念
最初は、「JIJI君」が代役の発表だったのですが、何故か翌日、変更されていました。まあ、芝居も歌もダンスも、の「実力派」であることは、よく知っていたので、一応の納得感はありましたが...

① 橘 幸(96期・14番 「めーこ」「たっちー」)ジャン・クロード  ☆☆

...Hmm...声自体はいいけど...声の響きに張りがあり過ぎる...のは、まあ仕方ないかもしれないけれど...
「キビキビ動きすぎ!」
警官たちなどの中でも、「クロード」が一番俊敏に動いているのは、ちょっと...。全体的に「年輪を重ねたようなもの」が、あまりにない
「軽い作り」
に、「違和感」を感じざるを得ませんでした。わざと「老け役」作りしなかった...のも、キャラ設定的に考え辛いし...。多分、ここは、

② 鳳華 はるな(98期・23番 「JIJI」「みの」)  ジャン・クロード   ☆☆☆☆

新公「楽屋番さん」の作りの方が、ずっと良かったような気がしますので、
「代役変更しない方が...」
って感じで、「ちょっと残念」でした。


○ やや残念
ところで、公演も最終盤となって、全体に
「芝居が濃厚」
になってきてますね。宝塚史上「サイコー」の主役コンビもそうですが、特に

③ 舞咲 りん(85期・9番 「ヒメ」)  カルロッタ 芝居 ☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆

「ヒメさま/カルロッタ」が、一段と凄まじくなってきているような...ムラの時点で、すでに、宝塚史上
「サイキョー」
だったと思うのですが、さらに、突き抜けてきていて...ほぼ「天下無双」のような有様に...、ただ、あまりにも、「ツヨソー」 (&「ガ○ワル」) すぎて...ちょっと、かなり、ソートーに
「コワイ...」
感じも...。ファントムとの一騎打ち (?) でも、全然ビビらないし (実際、こっちが、ファントムの方をハッタオシそう (笑))...確かに、本質的に、「チョージコチュー」の
「傲岸不遜」
な人物ではありますが...ほぼ「ヤ○キーお姉さん (のな〇の果て?)」みたいな (「ドン○キ」したくなるような?) 作りは (本来は、一応「オペラ歌手」なんだし)、少々やり過ぎなのではないでしょうか? 


○ 個人的には残念...
さて、↑にも書きましたが、全体に芝居の作りが、「より隅々」まで、「より感情を込めた」ものとなってきている気がします。それは、主要登場人物ばかりでなく、群集劇での小芝居も作り込みなども、そんな感じでしょうか (さすがに、そっちまでは、あまり目が回りませんが)

そして、個人的には、新人公演の後、本公演の作りが、若干変わった感じがすることって、結構あるような気がしています...。特に、その新人公演が「素晴らしい舞台」であった時には...

④ 望海 風斗(89期・2番 「だいもん」「ふうと」「のぞ」)  ファントム  芝居 ☆☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆☆

今回は、新人公演を1月24日に観て、その次の本公演の観劇は、1月27日午前11時公演でした。その時、
「あれっ、歌い方、変わった?」
って思ったんですよね...。特に、エリックの感情が最も動く「クリスティーヌに逃げ去られた場面」...悲痛な叫びをあげてうずくまった後、銀橋に向かいながら歌う
“My Mother Bore Me(私を生んだ母)”
1/24に引き続き、この日も、ほとんど、
「啜り泣き」
のような声で歌われています。前は、ここまで「弱音」ではなかったと思う。「音符通りに発声」するよりも、
「芝居的な表現」
を、凄く重視しているような歌唱というか...やや、「新公エリック」の歌唱方法よりの表現というか...。ただし、「あやなちゃん」の場合は、数々の難曲を、本役さんほど
「完璧に歌いこなす」
ことが出来ないことを悟った上での歌唱表現だったはず...。この作品のような
「屈指の名曲揃い」
の場合は、「感情表現自体が、音楽の中に十分に含まれている」のであり、それをきちんと歌いこなせば、
「自然と感情が伝わる」
はずです。ですから、「だいもん」の場合は、楽曲を
「譜面通りにきちんと歌う」
ことによって生まれる表現性を、もっと信じるべきだと思います。ここは、個人的には、「少し残念」な部分でした。何と言っても
「主役コンビの超美声を堪能」
することこそが、この舞台の最大の魅力の一つなのですから。


○ こちらは...
それに対して

⑤ 真彩 希帆(98期・11番 「きぃちゃん」「まあや」「なっちゃん」)  クリスティーヌ・ダーエ  芝居 ☆☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆☆☆

「きいちゃん」の歌唱表現は、新人公演後も変わっていないようです。最後の銀橋わたりの歌
「私の願いをきいて欲しい...」
新公クリスティーヌ「ひまりちゃん」は、完全な泣き声で歌っていましたが、本役さんは、そんなことはせず、十分に感情を込めながら、譜面通りに
「完璧」
に歌っています。その他の歌も、同様であり、新人公演の影響は全く感じられません。むしろ、一番の聞かせどころの一つである
“My True Love(私の真の愛)”
は、さらに「歌唱技術の完成度」が上がり、声の響きが信じられないほど豊かになっていて、まるで
「名オペラ歌手」
のような圧巻の歌声です (勿論、オペラではPAは使われませんが)。「演技の完成度」もまた極めて高くなっており、恐るべきことに、
「パフォーマンス・レベル」
は、↑と逆転しているかもしれません。


○ 凄く残念...
そして、「一番残念」なことは、勿論、この素晴らし過ぎる公演が
「あと1週間」
で終わってしまう...ことですね(笑)。

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