エリザベート ⑤ ‘18年・月組・宝塚 「安心と挑戦」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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三井住友VISAカード ミュージカル
『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ, 音楽・編曲/シルヴェスター・リーヴァイ, オリジナル・プロダクション/ウィーン劇場協会, 潤色・演出/小池 修一郎

平成30年9月17日 午前11時公演 1階5列・最下手側S席/午後15時公演 2階3列・やや上手側サブセンターS席

引き続き、9月17日の「みやちゃん休演前の公演」の観劇感想となっておりますので、ご注意ください。
さて、肝心の方が一人残っていますが、その前に


〇 ちょっと怖い...
お馴染み...というか、〇ンネリ感もハンパない
「フィナーレ」
始まりの「みやちゃん/歌う青年」については、以前の記事にも書いたと思いますが) 最高音のパートが、「ファルセット」となるので、この時も、少し
「ヒヤヒヤ」
してました。でも、この後数日で「休演」されるとは、全く予想だにしませんでした。この時点で、すでに不調の兆しがあったのかもしれませんけど...全然気づきませんでした...。

続く「ロケット」...もういい加減...振付を変えた方が良いのでは? 悪くはないかもしんないけど...やや古〇い感じがするし...それに、冒頭から拍手し続けるの疲れるし...(笑)
...はともかく、
「カワイイ兵隊さんのお人形」
みたいな衣装で、カワイイ系の振付だと思うのですが...午後の観劇 (2階席からなので)、オペラ見をしていると、カワイイ兵隊さんの中に
「お顔が白っぽく」
て、メイクが怖い系の
「異質な存在」
が紛れ込んでいるのに (ようやく) 気づきました...。その正体は...
「黒天使」
の転生組ですね。しかも「上級生系/男役系」が多いため、さらに
「不〇味」
...かもしれません。よーくみれば、研6「あち君」を筆頭に、美女揃いなんですけど...
「衣装 (+笑顔いっぱいの表情) とメイクのギャップ」
が凄すぎました(笑)。ここが、このロケットの「一番の魅せ場」かもしれません? でも、やっぱり、次回 (いよいよ「こっちゃん星組」?で) は振付を変えましょう。


○ 予想通り?
さて、事前には、
「役柄に合わない」
的な記事も、よくおみかけしたように思いますが、わたし的には、『ロミジュリ』での「たまきち君」の
『死』
の美貌が、かなりのお気に入り (で、大判スチールも購入済み) だったので、結構ハマるんじゃないかと思っていました。

⑧  珠城 りょう  トート  演技 ☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆

以前の記事にも書いた通り
「金髪系ロンゲ」
のたまきち君は、中性的というよりも、やや
「美女系」
だと思いますが、キリッとした美貌なので、
「トートはまり」
的には、決して悪くない...というか、個人的には、むしろ中々いい感じだと思いました。

ただし、「役の解釈」というか「役作り自体」については、少し「?」もあったし、
「細部まで詰め切れていない」
というか、表現自体が抜け気味に感じた場面もありました (「無表情過ぎ」というか...まあ、そういった役作りだったのかもしれませんけど)。でも、それは、
「歌が大変」
で、そこまで「手が回り切らない」ということだったのかもしれません。


〇 安定感
さて、その歌唱ですが、いつも通りの
「発声の安定」
ぶりには、素直に感心しました。声量もあって
「声がひっくり返りそうな気配」
すら、殆ど感じられない。前回の宙組『エリザ』のムラ観劇では、
「まぁさま」
に強烈なものをくらっていましたから、事前には、かなり心配がありましたし...。ただし、
「難しいパートがはっきり分かる」
歌唱でもあったかもしれません。もうすでに詳細は忘れてしまいましたが、(メロディーが半音階にとぶようなところだったかな...) 2回の観劇ともに、きちんと「音をとりきれない部分」が散見されたように思います。ただし、たまきち君の歌のそういったところは、この公演のことだけではありませんし、↑に書いたように「破壊的な歌ミス」は全くないので、ある意味
「安心して聞ける安定の歌唱」
と言えると思います。この難曲ぞろいで、そういったパフォーマンスというのは、「宝塚歌劇団」では、必ずしも
「当たり前のこと」
とは言えませんから...あまり○○を言っていると...「MESSIAHからの天罰」が下りそうですし...(笑)
ただし、(ここは前の記事に書いた「ちゃぴ」と同様に) 歌えないわけではないけれど、元来
「美声」
とまでは言えないタイプなので、
「歌に聞き惚れる」
といった感じには、中々なりきれないとは思います。


〇 楽譜通り?
ところで、私が生で聞いた、「みりりん/トート」「まぁ様/トート」とは
「譜面が違う?」
という箇所がいくつかありました。↑の「歌い切れていないパート」以上に難しい部分、或いは「たまきち君の声域」に合わない部分でしょうか? 主に、歌の最後の方の
「強く発声する高音域のサビ」
的なパートに、そういった箇所が多く、みりりんとまぁさまの方が「楽譜通り」なのかどうかまでは分かりませんが、「自分が歌える範囲」に改変しているように感じました。そこは聞いていて、どうしても
「物足りない」
と思いました。


〇 安定の秘訣?
ただし (今回の「みやちゃんの休演」を経て、さらにそう思いましたが)、↑に書いた
「安定した歌唱」
というもの自体が、そういった工夫によって得られている部分があるのかもしれませんし、トップスターとして
「長丁場の本公演」
をこなしていくという意味では、とても大切なことなのかもしれません。
「ノドを痛めて」休演となっては一大事ですし、また「楽譜」に、(果敢に?)
「挑戦」
して、その結果として (?)
「良い時とそうでない時がはっきり」
していた「まぁさまトート」の方が良かったとは言い切れないでしょうし...。
しかし、今回の月組公演は、『エリザベート』の音楽の魅力を
「100%」
表現できているわけではないとは思います。


○ 個人的な印象
ちなみに、「みりりんトート」もヤラカシテはいました (スカステ放映の東京千秋楽でもありましたね) が、たまに起こる事故レベルだったので、全体の音楽性を損なうようなパフォーマンスは、少なくとも、私が見た7回ほどの観劇の中では皆無でした。
歌唱レベル的には
みりりんトート ☆☆☆☆~☆☆☆☆☆
まぁさまトート ☆☆☆☆
たまちゃんトート ☆☆☆

といったところでしょうか。


〇 大事なこと
ただ...↑にも書きましたが、
「安心して聞ける...」
っていうのって、宝塚では、決して「普通の出来事」じゃないし、やっぱり
「大切なこと」
なんですよね。何度か観れればいいけど、今回の公演はとびきりの「チケ難」だし...、一回だけの観劇が「外れ」だったら...まして「休演」だったら...とか考えちゃいますしね...。
「みやちゃん」のことは、やはり心配ですが、主役コンビを含めて、全体的には、(最高とまでは言えなくとも) とても安定したパフォーマンスの
「良い公演」
だと思います。でも
「東京でのさらなる進化」
にも期待したいところです。

● 公演評価 ☆☆☆

キャトル

とりあえず、『エリザ』の感想は、これで一段落。次は、東京公演を観てからになるかと思います。


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