脚本/柴田 侑宏 演出・振付/謝 珠栄
平成30年8月6日 東京宝塚劇場 午後15時30分公演 2階14列下手側B席
実は、この日も2回観劇でした。午前を見終え、この舞台を、どう楽しめば...と、やはり
「心、千々に乱れ...」
ていたような気がしますが、とりあえず、少し真ん中から離れて
「周囲のオペラ見」
を積極的にしてみようという結論になったはずです (それでも、4人は視野に入るほどの遠方席でしたし (笑))。
<またまた、一部やや辛口になってしまいました>
〇 一番引っかかっているのかも...
さて、前の記事にも書きましたが、どうも私には、ラヴィックという男がよく分からない...。ボリスのような素晴らしい友人がいるのだから
「一廉の人物」
のはず...。確かに、外科医としての
「腕は超一流」
のようですし、目の前の怪我人を放っておけずトラブルにまきこまれるような
「善良な人物」
でもあるようですが...
「私のメスが少しでも...」
という考え方は如何なものかと思う。アべールが登場した時点で、ああいった場面は予期していましたが、
「命の恩人なら、罪は見逃すべきだ」
みたいな、法治国家の原則に全く外れた、私のような庶民的感傷に浸るとは思いませんでした。
しかも、あの時に2000フランもせしめて、恋人と優雅なヴァカンスを楽しんだんだし、すでに十分恩返ししてもらっているのでは? 身分を詳細に調べられて、ドイツに強制送還されなかったことに感謝すべきではないでしょうか (初観劇の時は、てっきりそういうオチかと思いましたから)。
それに、そういった考えは
「ヒポクラテスの誓い」
にも反していそうに思いました (まあ、色々あって、少々荒んでいるのかもしれませんね...)。
〇 金色の雨
「こんじきのあめ」
...って...ひょっとして
『こんじきのさばく』
は、ここからきてるんですか? ウエクミ先生、演出補ですものね(笑)。
...はともかく
「...なぜ、おまえなのだ おまえよりも美しく おまえよりも優しく おまえよりも誠実な女はいるけれど...」
という歌詞には非常に同感です。まあ、そういった彼女以上の女性が身近にいて、しかも自分に気があるかどうかは別にしてですが (さすがモテオは考えることが違う..って、単なるヒガミ (笑))。彼女は亡命者の恋人には相応しい身の上だったように思いますが、二人が本当に惹かれあう理由などは
「夜叉王丸と流雨/シャルルと舞音」
同様によく分かりませんし、まあそんなものでしょう。ただし、まず、彼女に惹かれたのは、手近にいる中では、最も好みに合う
「十分に美しい」
女性だったからでしょうね。そして、そんな風にみえるのかどうかは、(花組/月組と同じく) 所詮は見ているものの主観によるものと思われます (ので、こういうのはツッコム所でもありませんね (笑))。
〇 こちらの方が...
さて、ラヴィック氏には共感しづらい私ですが
④ 真彩 希帆(98期・11番 「きぃちゃん」「まあや」「なっちゃん」) ジョアン・マヅー 演技 ☆☆☆☆ / 歌唱 ☆☆☆☆
こちらの女性については、考え方、振る舞いともに、とても分かりやすく、故に共感しやすかったように思います。
「美しい」
けれども決して
「思慮深いタイプではない」
が故に、多分色々なことがあったのでしょう。それでも、常に
「自分に正直に」
生きてきたようには見えました。
それは、ラヴィックの何か取り繕ったような、どこか真っ直ぐでない言動や振る舞い、そして、非常に知的な人物にもかかわらず、結局は感情に引きずられた行動しかとれず、本当に大切なものを大切に出来ない愚かさと好対照をなしています。そして、ああなっても
「あなたが下さった一年間」
に感謝できる...。
「真の善良さ」
とは、こういったものかもしれませんね。
あいつさえ肺炎で『ANOTHER WORLD』に行っていてくれたら、幸せな人生が送れたかとも思えましたが、そういった
「薄幸設定」
であることも、すぐに見えてくるようなストーリーでもありました。
〇 新人公演主要キャスト
さて、ということで、午後は、ひたすらオペラをあちこちに向けていました(笑)。さて、まずは新人公演関係から探すことに...
⑤ 縣 千(101期・4番 「ちさと」「あがた」) ヴィーゼンホーフ
まずは、新公初主演の「ちさと君」、あんなに大っぴら (?) に、「ひらめちゃん」といちゃついているとは、ムラでの初観劇の時には気づきませんでした(笑)。
好青年系イケメンで、身体能力も高そう (新公「あおし様」とか凄かったから) ですが、その他の実力は、未だよくわからず...。初主演が楽しみです。
続いて、新公ヒロイン
⑥ 潤 花(じゅん はな 102期・32番 「かの」) オットー
「かのちゃん」は男の子の役でした。もう少し小柄な方のほうが合っていそうでしたけど、子供らしい仕草を工夫していましたね。このかわいいユダヤ人の男の子は、どうなったのでしょう...。
「かのちゃん」は、「初新公ヒロイン」も見ているのですが、今一つ印象に残っていないので、こちらも木曜日を楽しみにしています。
そして、「だいもん」の役
⑦ 綾 凰華(あや おうか98期・6番 「あやな」) ペペ
「あやなちゃん」は「いいヒモ (?)」という役どころだけでなく、アンティーブの場面では
「ダンサー男」
として、キレのある踊りも披露していることにも、ようやく気付きました。そして、シベールとしては、ちょっとしか出てこない「りさちゃん」がダンスパートナーだったんですね。あと、あやなちゃんは
「黒い影」
ダンサーとしても、二回登場していました。
さて、あやなちゃんは、星組時代から、芝居の実力はあるものの、発声と歌唱が課題と思っていました。こちらも、木曜日...って明日ですね(笑)、がっちり歌わなくてはならないはず...マキシムは何とかこなしていたという感じでしたが、さらなるノビシロに期待です。
〇 いつも気になる...
そして、いつも目を惹かれるのは、言うまでもなく
⑧ 彩凪 翔(92期・17番 「しょう」「あやか」) ヴェーベル 演技 ☆☆☆☆
「しょう君」ですね。そして、いつももっと出番があれば...とも思ったりします。前回の本公演は、「超美女」だったのに、今回は、超カッコいい院長先生...。そして、今回のショーでは、このしょう君の変化の凄さを堪能したように思います。
さて、そして一声聞けばすぐわかる実力者といえば
⑨ 橘 幸(96期・14番 「めーこ」「たっちー」) バーテン
「たっちー君」ですね。本当に張りのある美声で、セリフ一つですぐに存在に気づきます。歌も芝居もダンスも何でもこなせる実力派。
「有力な専科候補」
だとも思いますが...きっと、そーはならないのでしょうね...。
最後は、いつも探すけど、いつも (キレイどころの中の一人といった役が多いので) 中々見つけられない
⑩ 妃華 ゆきの(96期・20番 「ゆきの」「みどり」) イヴェット
「みどりさん」です。もうスカニュですっかり有名 (?) になっていますけど、個人的には、新公・峰不二子以来、ずっと注目のジェンヌさんでした。今回は「イヴェット」っていう役名はあるものの...どこにいるのかな?...状態でしたが、この日、ようやく
「青いドレスの美しい娼婦」
役だと分かりました。これなら役名「娼婦」の方が早く見つけられたのに...(笑)
はともかく、次回の観劇のお楽しみの一つにはなりそうです。
あとは、「ひまりちゃん」は、今回もあまり気づけなかったので、次回のお楽しみです。
「みどりさん」「ひまりちゃん」「かのちゃん」は、ショーの出番も、チェックしないと!(笑)
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