ANOTHER WORLD ② ‘18年・星組・宝塚 「求めるものは人それぞれ...」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

RAKUGO MUSICAL『ANOTHER WORLD』
作・演出/谷 正純

作曲・編曲/吉崎憲治  編曲/植田浩徳  振付/山村友五郎,尚すみれ  装置/新宮有紀  衣装監修/任田幾英  衣装/加藤真美  照明/勝柴次朗  音響/切江勝  小道具/増田恭平  演技指導/立ともみ  歌唱指導/ちあきしん
平成30年4月29日 宝塚大劇場 午後15時 JCB貸切公演 1階23列下手側S席

午前の席から、21列も後ろに飛ばされ(笑)...たけど、舞台全体がようやく見えました(笑)


[解説]
落語噺「地獄八景亡者戯」「朝友」「死ぬなら今」など死後の世界を舞台とした作品をちりばめ、“この世”と“あの世”を行き来して繰り広げる純愛冒険物語。個性豊かな星組メンバーによる、抱腹絶倒の落語ミュージカルをお届け致します。
大坂の両替商「誉田屋」の若旦那・康次郎が目覚めると、そこは“あの世”……康次郎は高津神社の境内で大坂の菓子屋「松月堂」の嬢(いと)さん・お澄に一目惚れ、だが何処の嬢さんか判らぬままに恋患い、それはお澄も同様……恋患いで“あの世”へとやって来た二人。せめて“あの世”で結ばれようと、互いに愛しい人を探しての“あの世”旅が始まった。
艱難辛苦の末に巡り逢った二人。だがあろう事か、閻魔大王がお澄に横恋慕、康次郎ひとりに地獄行きの沙汰を下すのだった。果たして康次郎とお澄の恋の顛末は……公式HPより

そういえば、観劇中ずっと
「いとさんって、何なの?」
という疑問にもつきまとわれていましたっけ...。最初は名前とばかり思っていて...。やはり、予習も大切ですね(笑)。



○ 大好評!
オシナベテ、
「好評~絶賛の嵐」
のようですね。事前は、やや...もあっただけに、☆ファンの方々のお慶びもヒトシオでしょうか。とにかく
「楽しく笑える」
作品で「浮世の憂さ」を吹っ飛ばしてくれる...。といった感じ? 
わたし的には、もう、ここまでの「大好評」なら (まだ公演は始まったばかりとはいえ)、私ごときが、色々書きまくってみても、「きっと大丈夫!!」...なはず......ということで

<ネタバレはさほどありませんが、結構辛口記事となっておりますので、この作品をご愛好の方、ご愛好予定の方々におかれましては、以下は、お読みにならないようにお願いいたします>


○ ノビノビ?
さて、そして、この作品は
「トップスターの個性にピッタリ!!」
でもあるのでしょう。実際、以前からのファンの方であればあるほど
「大絶賛」
みたいな気がしますし...。

① 紅 ゆずる(88期・47番 「さゆみ」「さゆちゃん」「ゆずるん」「べに子」)  康次郎  芝居 ☆☆☆☆

前にも書いた通り、この舞台は、「さゆみさん」の芸で成り立っているし、その芸なしには成り立っていません。
「トップスターが超頂点」
という意味では、正に
“THE TAKARAZUKA”
とも言えるのかもしれませんね。
「美しい和物衣装」
も良く似合っていて、役作りも
「”恋患い”であの世へ」
やってくるような人物にも、きちんと見えている...
っていうか、そんな奴は、実際には存在しないでしょうけどね(笑)。
でも、それだけに却って、役作りは難しいところがあるはず...。絶対にそんな役が出来ないスターさんが数多くいらっしゃるでしょうけど、そこをピッチリこなす辺りが、さすがの実力といったところでしょうか。
この日、午前、午後2回観劇でしたから、すでに
「アドリブ」
が入っていることも確認できましたし(笑)。


● ストーリー ☆☆

珍しく (?)、ほぼ解説通りのストーリーだったでしょうか? 『義経』とか、全然違うとこ、かなりありましたものね(笑)。すでに、企画段階で、おおよそがしっかりと固まっていたということなのでしょう。さすがの匠 (?) の技!?
...ということで、結構、↑のまんまですので、とにかく
「抱腹絶倒」
するべき作品なのでしょうし、そして、ある意味「そこだけ」でもあるかもしれませんから、このブログ恒例の☆評価に、あまり馴染まない感じ...。そもそも、ストーリーを堪能するような作品ではないというか...。


○ トップコンビ
ですから、
「トップコンビの絡み」
も、そういった路線に相応しいものでした。グッと何かが来るというよりも、とにかく
「オチ」
が大切というような感じというか。

② 綺咲 愛里(96期・17番 「あーちゃん」)  お澄  芝居 ☆☆

ただ、あっち系の芸が大切となると、他の方々がついて行くのは大変そう...。そもそも、そっち系の芸の習得を目指して、入団された方はいないでしょうし...。
それは、勿論、8期下の娘1も同様ですね。役柄的には合っているような気がするし、あーちゃんにも楽しませてもらうところがきっちりとありましたが、前にも書いた通り、トップスターとの
「芸の差」
を強く感じざるを得ないところもあったように思います。東京までには、芸がもっと磨かれてくるとは思いますが...。


○ 求めるもの
「落語ミュージカル」

とかいっても、μとして、しっかりと楽しめるわけではなく、この作品は、間違いなく
「コメディー」
です。ストーリーは、まあハチャメチャ/ムチャクチャ多数ですが、そもそも、そういったところを突っ込むような作品ではないこと位は、いくら耄○していても分かります。ぶっちゃけ
「たくさん笑った者の勝ち」
といった感じなのかな...。まあ、私自身も、大爆笑して、
「スッキリ!」
となったネタがちゃんとありましたし...(とにかく、あそこは二回とも爆笑。ちょっとウチワウケ的ネタではありますけどね)。でも、私が”TAKARAZUKA”に求めるものとは、ちょっとちが...。

それに「吉本新喜劇」と比定するようなことはしたくない...。
「コメディアン & コメディエンヌ」
としてみた場合に、比較の対象になるわけもないのだし...(あちらにも失礼と言うか)。そういったものだけを求めるならば、そういった場所に行けばいいのだし...。


○ 本○との差
新人公演を観て、本役さんと最も差を感じるのって、
『王妃の館』&『幕末太陽傳』
とかの「コメディー」的要素が強い作品であることが多い気がします。そして、やはり
「コメディーって難しい」
と思う...(↑に書きましたが、そもそも、「コメディアン」になろうとして、音楽学校に入るわけではないでしょうし...)

とはいえ、「コメディー」をこなす実力も、舞台俳優としては大切ですから、このような作品は、大変勉強になることでしょう (バ○ホールならぴったりと言うか)。勿論、コメディアンとしての魅せる技術は、どんなに努力しても、所詮、本職さんにはかなうわけもないのですが...。

ただ、『王妃の館』も『幕末太陽傳』も、コメディー以外で、しっかりと魅せる (and/or 泣ける) 要素があったように思います。でも、この作品は、
「純粋なコメディー」
かもしれない。そういった特性は、トップスターの個性をよく活かしているかもしれないけれど...その他の組子さんたちには
「宴○芸」
が見え隠れしているかもしれない...。
そして、そういった実力では
「劇団ナンバーワン」
かもしれないトップスターにしても「本職のコメディアン」に匹敵するようなものではないはず...。

「思いっきり笑う」ための観劇の価値は、十分すぎる程あるとは思いますが、リピート観劇を楽しむためには、+α
「ストーリーにもう一つの芯」
が必要だった気がします...。

「トップスターの大ファン」の方々にとっては必見 (って、そもそも、どんな舞台でも見に行くから、ファンと言えるかもしれないけれど) の作品ですが...
東京では、(ワル○ザケ的なものが洗練され、もちエン○イゲイ的なものは感じず、ホロッとくるようなベクトルでの) 芸の進化に期待です...。


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