『新源氏物語』その五 花組・東京・新公 ‘15年12月10日 「本役越えは?」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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『新源氏物語』 花組・東京宝塚劇場・新人公演 平成27年12月10日18時30分公演 2階9列最上手A席  脚本:柴田侑宏  演出・新人公演担当:大野拓史

やっぱり、ちょっと特殊な演目。平安絵巻的な要素が大切なんですよね。いつもの演目のように、演技力、歌唱力(光の君だけは、両方とも大切ですけど)、あるいはストーリーの良さといった評価軸では、この作品は語れないと思います。

● 公演評価 ☆☆☆
やはり、新公学年でやると、ちょっと睡○に襲われそうに...(人数が少ないためにきらびやかさが減ってしまうこともあるとは思いますが...)
でも、大きな破綻はなく、新人公演としては悪くない出来でしたでしょう(正直なところ、新公学年での和物って大丈夫かな?って思っていましたけれども...。公演の目玉?もしっかりあったし)。

● 出演者評価
演技力、歌唱力といったこと以上に、登場人物たちが、絵巻物らしいかどうかが重要。芝居の前に、むしろ所作(と外見!)の方が大切かも? 本役さん方と比べると、どうしても見劣○してしまう方が多く、本役越えはないかと思いましたが...。

① 柚香 光(95期) 光源氏  ☆☆☆
やっぱり、光源氏らしさは完敗でしたね。みりおさんの光源氏には、より気品と奥深さがあったように思いました。ただし、ゆずか源氏に品がない(惟○のように)わけではありません。あくまで、本役さんと比べればです。
カレー君の美貌は、ロシア貴族系か人外系こそ、他の追随を許さない。でも、演技は悪くなかったと思います。歌も(少しずつ?)進歩している気がしています。男役声のパートは(その音域は狭いものの)、良く響かせられるようになっているようです(声質も決して悪くはない)。その上の部分はどうしても不安定さがあるのですが...。まだ、伸びしろがあると思っています。

② 朝月 希和(96期) 藤壺の女御  ☆☆
元々、演技力・歌唱力でなく、美しさのみが求められるような役どころ。4人の中で、一番美しいとは...言えなかったかな。 

③ 水美 舞斗(95期) 頭中将  ☆☆
あきら君がはまりすぎなこともあるけれども...。マイティー、本公演のショーでも感じていましたが、歌がやや不安定です。この公演でも明らかな歌ミス(音程がきちんと取れなかった)があり、さらに、声の響きが弱い。(歌が少しずつでも向上中の)カレー君との差が、さらに開いているように思えます。

④ 優波 慧(96期) 惟光  ☆☆
なみけー君、「最初の歌は大丈夫なの...」と正直凄く不安でしたが、サビで声がひっくり返りそうになったものの、何とか踏みとどまり...、ホッとしました。本役さんの品の良さが良くわかる惟光でしたでしょうか。

⑤ 帆純 まひろ(99期)六条御息所/柏木  ☆☆☆
御息所の美貌としては、本役越えでしょう。源氏の女4人の中で、(断トツに際立って)最も美しい。ちょっとじゅりあさんに似た感じの美貌ですね。カレー君はどうしても外人ぽい感じが強いのですが、まひろ君はクオーター位の感じ。もう少し小顔ならば...、男役じゃなくて、ゆりかさんの相手役でもいけそうな素晴らしく整った顔立ちだと思いました(さすがに背が高すぎますけど)。ただし、歌は(セリフ回しも)全然ですね。2年前のカレー君のような感じでしょうか(でも、きっとこれから、良くなるでしょう)。カレー君の正統的後継者?

⑥ 城妃 美伶(97期) 紫の上  ☆
この前、本公演でも観たばかり。彼女は白しゃべが全く似合いませんね(藤壺は、絶対に無理だったでしょう)。

⑦ 音 くり寿(100期) 若紫  ☆☆
確かに幼く見えますが...、もう少し、美少女っぽい感じがほしいような...。まあ、それは本役さんも同じですが。

⑧ 乙羽 映見(96期) 朧月夜  ☆
宝塚の新人公演では休演されていたとのこと(かれー君の終演後のあいさつで「乙羽も出られて、皆揃ったのでよかった」と彼女のことにふれていました)でしたが、いつから復帰されたのかな? カリスタでは驚きの歌唱でしたが、今回の新公では、明らかな歌ミスがありましたね。まだ、本調子ではないのかもしれません。本役さんのうまさに改めて気づかされました。容姿も...。

⑨ 若草 萌香(99期) 王命婦  ☆☆☆☆
物語的には、何気に核の一つとなっている上に、(数少ない)がっちり歌う重要な役どころ(特にカゲソロで大活躍)。最初の歌は、ちょっと声が伸びきらない感じでしたが、その後は大変良く、特にカゲソロは素晴らしい出来だったと思います。芽吹さんよりも、少し低めのしっとりとした美声ですね。

⑩ 真鳳 つぐみ(95期) 葵の上  ☆☆
まずまず良かったと思います。

⑪ 雛 リリカ(97期) 弘徽殿の女御  ☆☆☆
⑫ 紅羽 真希(97期) 右大臣  ☆☆☆
期待以上に笑えました。

⑬ 花乃 まりあ(96期) 中務の君  ☆☆☆
ちょっと目立ち過ぎかも? 声が強くて、容姿もインパクトがあるので、すぐにかのちゃんとわかってしまいます。あの○のない高笑いは...、次の観劇までには忘れたいと思います。
美しさでも...一番になってしまうかと思いきや...、御息所がいました。

⑭ 矢吹 世奈(97期) 夕霧  ☆
どうも華がなくて...、それをカバーするだけの歌唱力・演技力があるとも言い難く...。柏木の美貌の○き立て役だったような?

● アドリブ?
① 第7場 弘徽殿の女御に責められた右大臣は、その気迫に圧倒されて、(主従ともに)しりもちをつくような格好になり、そのまま言い訳をする
② 第9場 若紫をさらうところ、良清を少納言の君が追いかけてきて、そのまま皆一緒にはける(この方が原作に近いかも)


源氏 新公
● 個人的萌えポイント
かれ―君の挨拶、とても良かったですね(ちょっとビックリな位)。「こうやりたいと思っても...、自分の未熟さを思い知らされる...」 その気持ちがあれば、大丈夫ですね。


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