『新源氏物語』その三 花組・東京 11月28日 「やはり、一度は必ず観るべき公演」 | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

『新源氏物語』平成27年11月28日 15時30分公演 2階6列目センター

宝塚グランド・ロマン『新源氏物語』 -田辺聖子作「新源氏物語」より-
脚本/柴田 侑宏  演出/大野 拓史

1981年に田辺聖子氏の「新源氏物語」をもとに、柴田侑宏脚本・演出、榛名由梨主演で初演、1989年には剣幸主演で再演され、大好評を博した作品。華麗な平安の宮廷を背景に、帝の第二皇子として生まれ数奇な運命に翻弄される光源氏の、愛と苦悩をドラマティックに描き出す。光源氏役に挑む明日海りおを中心とした花組が誘う、きらびやかな王朝文学の世界――公式HPより

● ストーリー ☆☆☆
源氏物語のダイジェスト版といった感じなのでしょう。やはり、エピソードの羅列感はぬぐえず、この作品だけのストーリー展開を云々するべきものではないようですね。ただ、個人的には、ムラでの観劇後に、原作が読みたくなり、今読書中。原作を読むと、さらにこの舞台を楽しめるような気がしていて、次の観劇までに、何とか柏木までは読みたいと思っているところです。平安の雅な世界を舞台に表現して、私のような者にも、原作を読む気にさせる、といった意味では、多分柴田先生の術中にはまっているのでしょう。

● 公演評価 ☆☆☆
今回は、2階席の本当に真ん中。
何といっても、ああいったチョンパ(ちょんはないですけど)的な幕開きはいいものですね。テンションが上がります。先にも書いたように、素晴らしいストーリー・音楽・演技を堪能するといった作品ではありません。源氏物語絵巻に描かれているような、雅な平安貴族・姫君方が、絵巻物から飛び出して、実際に3Dで動いているのを、ウットリと眺め・愛でるというのが、大きな楽しみの一つなのでしょう。
ですから、まず大切なのは容姿の美しさ、続いてそれに見合う所作の美しさ...。みりおちゃん、かのちゃん、あきら君、キキちゃん、かれー君などなど...。特にトップ二人が、とても美しいことが、この公演の価値をとても高めています(でも、かのちゃんは、ショーのエルドラドの黄金美女役の方が美しかったかな。和もの化粧はもう一工夫...)。
何度も見るべき傑作とは思わず、1回見れば十分かな と思ったりしたのですが、実際の舞台を観ると、やっぱり深く満足している自分がいて、少し驚きます。やっぱ、日本人ということなのでしょうか。

● ムラと比べて
特に、演出の変更はないようですね。
① べーちゃん休演:皆さまご存知の通り、べーちゃんが休演中。代役はみれいちゃんでした。芝居は悪くないのですが...。。うーん、やっぱり彼女はしゃべ化粧があまり似合わないかな...。べーちゃん紫の可愛らしさに完敗でしたでしょうか。
② キキ惟光 歌唱力アップ:冒頭、テーマ曲を歌うのはキキちゃん。歌は明らかに向上していました。ムラで聞いた時も、しっかりと音程のとれた良い歌唱でしたが、今回の公演では、声の厚みが増し、歌の響きがより良くなっていたようです。ショーの歌唱でも、同じことを感じました。キキちゃん、日本的な顔立ちで、和ものもよく似合いますね。
③ 六条御息所も少し変わったかな:カレー君の娘役。ムラで観た時よりも、自然な女性らしさが増していたように感じました(とはいっても、基本、究極の?男役顔だと思いますけど)。カレー君、95期トップ路線レースでも、着実にリードを奪っているのでしょうが、○狗にならず、謙虚にしっかりと努力を...。歌は相変わらず、でもダンスはキレキレ(で、見得も切れ切れ)...、雪○トップみたいな感じになりそうかな。

● ミニ・インタビュー
今回はサンケイ・リビング新聞・貸切公演。最後に、例の「ラメダス」アナウンサーによるトップさんミニインタビューがありました。演技について心がけていることをまず尋ねられ、「光源氏らしさをどう出すか」、嫌みなく、自然に、モテモテ貴公子ぶりを、皆さまに納得していただけるような演技を目指しているとのこと。首を回す時も、ひょいと動かさずにこんな風にと、ゆっくりと目線を送りながら、たおやかに動かす仕草を見せてくれました(もう本当にこういうところが、みりおちゃんはかわ○○...)
好きな場面を質問されると、若紫との場面「大人になると色々辛いことが...」のところとのこと。ちょっと意外な気がして、その後、「みりおちゃん、きっと色々大変なんだろうなー」と思えて...。「がんばれー」と応援したくなりました(ほんとに痩せていて、何年もつか心配になってき...)。

おそらく、すごーくコストがかかる公演だと思われます。裏方さんも大変なようです。みりおちゃんのように光源氏に見合う十分な容貌の美しさをもち、なおかつ確実に客席を埋めてくれるだけの人気絶頂のトップが再び出現するまでは、再演はされないでしょう。観て深く感動する傑作といった要素はほぼないのですが、まさに眼福の美しい舞台。次はいつ再演されるか分からないといった意味でも、一度は必ず見るべき公演と思います。



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