1789(その六)~千秋楽 一階席上手側12列  東京宝塚劇場  | To TAKARAZUKA once a month at leastー観劇・備忘録

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My Favorites:
①ちーずちゃん ②はばまいちゃん ③たけちゃん ④こっちゃん ⑤キキちゃん
①20世紀号 ②1789 ③ファントム ④王家に捧ぐ歌
①とうこさん ②あさこさん
①あすかさん ②おはなさま 

公演名・観劇日時   1789   平成27年7月26日 15:30  東京宝塚劇場

ついに、この時が来てしまいました。

● 公演評価 ☆☆☆☆☆  再演希望度 ☆☆☆☆☆
まさお君、ちゃぴちゃん、マギーさん、みやるり 4人とも、難役に超はまっていました。その他、かちゃ、こま、さやかさん、みくちゃん、ARIちゃん、その他の組子たち、と皆いかんなくその実力を発揮。まさに「今の月組の代表作」になりました。
公演するにはハードルが高いところが多々ありますが、是非再演をお願いします。

● 出演者評価(まとめ)
①  ロナン・マズリエ  龍真咲   芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆☆☆☆
本人が言っていたように、まさに代表作となるでしょう。その歌唱力にはただただ感嘆しました。この公演の成功はこの人なしにはありえませんでした(節がなければ、さらに...)。
②  マリー・アントワネット  愛希れいか   芝居 ☆☆☆☆  歌 ☆☆☆☆
今回の構成だと、アントワネットをやるしかないですね。(「トップ二人の歌の配分を、原作よりも増やした」 by イケコ先生。アントワネットを弱めて、オランプの比重を大きくも出来そうですが、そうすると王宮側の存在感自体がかなり希薄になりそうです)。ルーレットドレス、初めて見たときは思わずワーッと声をあげそうになります。二幕 サイ・ラ・モナムール~フィナーレに次ぐ、第2の魅せ場。
ちゃぴちゃん、トップ就任4年目。芝居も歌もとても良く、スタイルも抜群。ダンスはパートナーよりも...。すばらしい娘1になりました。
③  オランプ・デュ・ピュジェ  海乃美月  芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆  / 早乙女わかば  芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆
容姿だけなら、やっぱりわかばちゃんのインパクトは強いですね。まあ総合的にはどっちもどっちかな。
④  カミーユ・デムーラン  凪七瑠海   芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆☆
正直、容姿も声質もちょっと苦手なタイプでした。低めの発声がちょっと抜け気味ですが、それを除けば歌唱も芝居もとても良く、89期成績トップの実力を十分に発揮。
⑤  マクシミリアン・ロべスピエール  珠城りょう   芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆
容姿は良く、ボディ・パーカッションも、たまちゃんなしにはあんなに決まらなかったでしょう。でも、声に輝きが乏しく、迫力に欠け、「誰のために...」は歌い切れていませんでした(特に東京では声がかすれ気味だったような?)。
⑥  ジョルジュ・ジャック・ダントン  沙央くらま   芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆☆
ちょっとした芝居で笑いがとれる。ずば抜けて歌・芝居がうまいとかではないですが、いい仕事をしていました。
⑦  ソレーヌ・マズリエ  花陽みら  芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆☆☆ / 晴音アキ  芝居 ☆☆☆  歌 ☆☆
結局、はるちゃんは1回しか観れませんでした。でも、みく姉さんの実力勝ちでしたか。
⑧  シャルル・アルトワ  美弥るりか   芝居 ☆☆☆☆☆  歌 ☆☆☆
みやるり史上最高のはまり役。妖しい美しさ全開で、間違いなくこの舞台の成功の立役者の一人(あえて言えば、ちゃぴと並ぶと、アントワネットがまた凄い鬘なので、小さく見えてしまうところがちょっと残念だったけど)。
⑨  ラザール・ペイロール  星条海斗   芝居 ☆☆☆☆☆  歌 ☆☆☆☆☆
もう何もいうことはありません。これ以上のペイロールは、これからも現れないでしょう。
⑩  ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン  暁千星   芝居 ☆☆  歌 ☆☆☆☆
スタイルが良く、ダンスにも定評があったようですが、歌ウマが加わりつつあり、三拍子揃ったスターに成長中。所作もダンスも大劇場で観た時に比べ、東京では、より様になってきてました。伸び盛りですね(舌足らずなのは、あんまり変わりなかったかもですけど)。
⑪  ルイ16世  美城れん   芝居 ☆☆☆☆
これぞ、専科様でした。ダンスのノリも忘れられません。影の成功の立役者。
⑫ ラマール  紫門 ゆりや / ロワゼル  朝美 絢 / トゥルヌマン  輝月ゆうま  芝居 ☆☆
3人とも好演なのですが、お笑い担当にしては芸が足りません。

● 個人的萌えポイント
カーテンコール2回目、退団者4人と一緒にまさお君登場。「それじゃ、恒例の退団者の挨拶を一人ずつ」って、それだけ...?。(ちょっと困った)みーちゃん「誰から」って小声で聞いたみたいでしたが、まさお君「ご自由に!」って...。それで皆さん(さらに)困ってたら、「それじゃ、てらから」となって、ようやく挨拶が始まりました。(このあたりの人に気を使いすぎない感じが、まさお君らしいところなのでしょうか)

ちなみに、ロべスピエールは、新公(蓮つかさ 芝居☆☆☆/歌☆☆☆)の方が歌は良かったと思いました。新公のデムーラン(夢奈瑠音 芝居☆☆☆/歌☆☆☆)もとても良かったのですが、比べれば、かちゃデムーランがやはりずっと上(当たり前ですけど)。でも、声がとてもよいので(「おとめ」でみると「役で歌えると嬉しい」とのこと)、これからに期待しています(男役としては華奢なので路線とかではないでしょうけど)。
あとは何と言っても、新公ロナンARIちゃん。まだ研4ですか?(もうすぐバウも主演!) スタイル良く、ダンスが切れて(運動神経良さそう)、歌唱は驚きの進化中。滑舌が非常に問題で、容貌にも女の子っぽさがまだまだ目立ちますが、これらは段々と良くなっていくでしょう。劇団推しも凄そう(CHIEさん並みの推し?)ですが、それだけの逸材のようですね。正直なところ新人公演を観るまでは、こんな大抜擢はどうして??でしたが、観れば肯かされました(研4でこのミュージカルをあれだけ歌えるのは凄い。新公でもロナンの歌は殆どカットがありませんでしたから)。どこまで行くのか? トップオブトップを目指せるでしょうか?


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