中国でBMWの人気急上昇-支払いは現金一回払い | スキマ図鑑

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ドイツの高級車メーカー、BMWは4日、中国での旺盛な需要を背景に今年第3四半期の純利益が急増したと発表した。しかし、中国ではだれがBMWを買い、そしてどのようなモデルが好まれているのだろうか。

オートモーティブ・ニューズ・チャイナ(上海)のヤン・ジャン編集長によると、BMW車の購入者は「典型的な青年実業家―財を成した起業家」だ。ライバルと比較してみるまでは当たり前に聞こえる。BMWは中国の高級車市場で第2位。市場調査会社JDパワー・アンド・アソシエーツによれば、今年1~10月の中国における販売台数は10万2916台だった。トップはアウディで、17万2180台。アウディを買うのはほとんどが、同国高級車の主たる消費者である政府関係者だ。では3位は何だろうか。10カ月間に9万0306台を販売したメルセデス・ベンツで、一定の年齢以上のビジネスマンやより高い地位にある政府関係者に人気がある。

 ヤン氏は「好調なのはBMWだけではない。ドイツの3ブランドすべてが好調だ」としている。3社とも「ブランドが極めて強い。中国での生産を始めたことによって価格が下がり、一段と競争力が付いた」と話す。外国メーカーは中国で生産することで高い輸入関税を回避できる。中国の景気も力強い。これによって新しい富裕層が生み出され、こうした人たちが高級品を欲しがっているのだ。

 ドイツの3社は、中国だけに向けた、よりホイールベースの長い車(車体が長く、大きい車)を製造している。これは、自分で運転するにせよ運転手を使うにせよ中国人は大きな車を好むためだ。ただ、ヤン氏はBMWの若いオーナーたちは自分たちで運転する傾向があり、メルセデスやアウディのオーナーには通常お抱えの運転手がいると語る。

 同氏によれば、BMWの中で最も人気があるのは5シリーズだ。そして支払いは現金一回払いで行われるのが普通だ。同氏は「中国人は乗用車のリースはしない」とし、「確かにローンもできるが、こうした人たちはみな現金を持っている」と述べた。