23年 | DESPERADO

DESPERADO

DRUMMER 辰巳浩之のブログ

23年前のちょうど今くらいの時間

尋常ではない空気を感じて眠れなかったのを覚えています。

月が真っ赤で、至る所で犬が遠吠えしていて、空気も歪んで…

窓を開けて外を見たら街が心綺楼みたいに見えて

熱でもあるのかと思ったけど平熱で

胸がザワザワして、結局ほとんど眠れなかった

ほんの5時間後にまさかあんな事が起こるなんて想像も出来なかった

あの瞬間もはっきり記憶に残っているけれど、一番印象として強かったのは前の晩の空だった

毎年この日、当時の話を書く様にしているけど、これも果たしてどんなもんなのかと迷って迷って、結局書く

正解かどうかの答えは当事者としては分からない

でも、風化させたくはない

ハッキリしてるのはどんなに大変な時も、どんなに楽しい時も朝になったら太陽が昇ってくるという事

辛いと感じられるのが生きている証拠

だから、生きてる意味とか考えたり、今音楽活動している事の意味とか考えたりしてしまうんです

過去のifは未来へのifにならなければ意味がない

生きている事を最も強く感じられる日が1月17日

朝が来ることに感謝しています