今日は、稽古に行きたくない。

そんな日があります。

疲れている。

気分が乗らない。

なんとなく足が重い。

理由ははっきりしないけれど、

道場に向かう気持ちになれない。

剣道を続けている人なら、誰でも経験することです。

そんな日に、思い出してほしい言葉があります。

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「行く前が、一番重い」

不思議なもので、

一番しんどいのは「行く前」です。

道場に着いてしまえば、

着替えてしまえば、

竹刀を握ってしまえば、

意外と体は動き出す。

やる気があるから動くのではなく、

動くから、やる気がついてくる。

だからまずは、行くだけでいい。

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「完璧じゃなくていい」

今日はいい稽古をしよう。

しっかりやろう。

そう思うほど、足は遠のきます。

だから、ハードルを下げる。

行くだけでいい。

一本だけでもいい。

途中で帰ってもいい。

ゼロにしないこと。

それだけで、十分な一歩です。

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「続けている人だけが残る」

特別な才能がある人が、最後まで残るわけではありません。

続けた人が、残る。

うまくいく日も、いかない日も。

気分が乗る日も、乗らない日も。

そのすべてを含めて続けている人だけが、

少しずつ積み重なっていく。

今日の一日は、小さく見えても、確実にその一部になります。

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「やらない後悔は、長く残る」

行かなかった日は、

意外と長く心に残ります。

「あのとき行っておけばよかった」

そんな思いは、あとからじわじわ効いてくる。

一方で、行った日はどうか。

たとえうまくいかなくても、

どこかで納得している自分がいる。

だからこそ、迷ったら行く。

それだけでいい。

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「それでも行った自分を、誇っていい」

完璧な稽古ができなくてもいい。

調子が悪くてもいい。

思うように打てなくてもいい。

それでも、道場に足を運んだ。

その事実は、確かな価値があります。

誰にも見えないかもしれない。

評価もされないかもしれない。

けれど、それは確実に、自分の中に残る。

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稽古に行きたくない日は、悪い日ではありません。

それだけ、自分が正直であるということです。

無理に気持ちを奮い立たせなくていい。

ただ、一歩だけ動いてみる。

道場に向かう。

道着を着る。

竹刀を握る。

そのどれか一つでもできたら、それで十分です。

剣道は、特別な日の積み重ねではありません。

こういう日も含めて、すべてが剣道です。

だから今日も、もし少しでも迷っているなら。

ほんの少しだけ、前に出てみる。

その一歩が、また明日につながっていく。


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