なるほど京都1101ーありがとうの語源「盲亀浮木」とは? | hiroyukikokaのブログ

hiroyukikokaのブログ

ブログの説明を入力します。

ありがとうは有難いから来た言葉で、滅多にないとか、

奇跡と言うニュアンスです、何が奇跡かと言うと人間

に生まれる事を仏教では有難い出来事として考えます、

どの位有難い事かと言うとお釈迦様が「盲亀浮木(もう

きふぼく)」で説明されました、盲目のウミガメが百年

に一度浮かび上がって、漂流する丸太の穴に頭を突っ込

む確率のことです、正に奇跡です、

この世には草木昆虫など人間の数億倍の生命がありますが

高々人間は現在で七十億です、この希少な存在の人間に生

まれることが「奇跡」なのです、人間が日々生活する事は

奇跡の蓄積なのです、その事に感謝するのが人間としての

存在意義なのです、人間としてどのような状態でも生きて

いることが有難い事なのです、有難いの反対語は「当たり

前」です、日々無事な事が最良の人間生活なのです、仏教

はまず人間として存在している事に感謝する事から初まり

ます、人間の一生は生、老、病、死、の四苦があり、それ

を乗り越えるのが仏教の悟りです、この四苦からは逃れら

ません、逃れられない事を考えても仕方がありません、そ

んな事にこだわるよりも、日々、前向きに生きる事が悟り

の第一歩です。京の仏教遺跡が美しいのは生きる糧として

美が重要である事を示しています。美の発見は生きる糧で

あります、京では発見に勤めて下さい。