なるほど京都691−禅宗様建築の「詰組」とは? | hiroyukikokaのブログ

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日本と中国の寺院建築の決定的な違いは

屋根の張り出しの違いです、雨の多い日本

では建物を雨による腐食から防ぐ為に軒が

深く造られました、又、瓦を葺くので重量

に耐える構造が考えられました、組物です、

屋根の重量を分散させて柱への負担を軽減

するアイデアです、

本来は柱に付随する物ですが禅宗様の組物は

「詰組(つめぐみ)」と言って柱の間にも

組物をびっしり詰めてあります、

過剰としか思えません、禅宗寺院の山門には

詰組が必ずあります、この過剰な装飾が禅宗

なのは合点がいきませんが、京で一番典型な

のが知恩院の山門です、見事な詰組で木口の

腐食防止の白の塗装とのコントラストが見事

です、どう言う訳か一番過剰な装飾の山門が

禅宗なのです?