3月27日。横浜DeNAベイスターズの2026年シーズンが開幕した。ようやくだ。長い冬が終わって、またこの季節が来た。ボクにとって野球のない時期は、どこか物足りない日々の繰り返しで、テレビをつけても、スマホを開いても、なにか一つ足りない感覚がずっとあった。それが、ようやく埋まった。


1回裏。先頭打者・牧秀悟。初球。フルスイング。カキーンという乾いた音。白球がハマスタの空に吸い込まれていく。もう、あの瞬間だけで今年の開幕戦の高額なチケット代の元は取れた。スタンドが揺れて、隣にいた知らないおじさんとハイタッチした。


番長が託したチームを、今年から相川新監督が率いる。開幕のグラウンドに立つ相川さんの姿を見て、なんだかわからないけれど、ぐっときた。新しいチームの空気が、間違いなく確かにそこにあった。


試合は負けた。悔しい。開幕戦はやっぱり勝ちたかった。相川新監督の初陣を白星で飾りたかった。でもまあ、143試合のまだ1試合目だ。牧のあの一振りで、今年もボクらの季節は始まった。嬉しい日も悔しい日も、全部ひっくるめて、今年もこのチームと一緒に走る。頂点を目指して。