こんばんは&おはようございます。

 

 クリスマスを目前に控え、この冬一番の寒気にすっぽり覆われている日本列島。北海道から九州の日本海側を中心に大雪の予報が出ていますが、そびえ立つ三国の山々に囲まれた関東地方は朝からお天気に恵まれました。東京も朝から晴れてジョギング日和。いくら今年は気温が高めとは言え、さすがに暖かとは言えず手袋とフードは必要でしたが

 

きれいな朝焼けを見て、冬らしい張りつめた空気に触れて、白い息を吐きながら

 

ひとっ走りし仕事に入りました。

 

 この大雪ですが、数値予報図で上空1,500m付近の風の様子を見て

みると

 

 

21日21時(標準時+9時間後)数値予報図(850hPa相当温位図 気象庁HPより)

 

 赤矢印線で示しましたが、分岐していた風が日本海で再び同じ風向になる様子が見られます。この時期のニュースですっかりお馴染みになったJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)です。日本海側では週末頃まで大雪と暴風に対する警戒が必要です。

 

 

 さて、今年は色んな業界の闇が暴かれた一年だったと先日の記事で

書きましたが、今回は「ノルマ」と言うキーワードを基に現在進行形の事件、そして昨日報じられたばかりの事件について個人的所感を書きたいと思います。

 

 

   事件が発覚してから再三再四メディア等で報じられているので多くを語る必要はないと思いますが、小生が学生だった1980年代も終わろうかと言う頃に永田町界隈が揺れに揺れたリクルートコスモス未公開株の贈収賄、いわゆる「リクルート事件」を思い起こさせるような今回の事件。このリクルート・・・を教訓として政治資金を厳しく監視するべく法律が策定されましたが、その教訓が生かされていなかった事に開いた口が塞がらない、と言うのが個人的な感想です。喉元過ぎれば何とやらだったと言う事でしょうか。

 二世、三世と身内が議員になるケースが多く地盤等の他に悪しき慣習まで引き継ぎやすい状況だった一方で、多額のお金が行き来する政治にそれがあるのかはさて置き、党或いは派閥からの「ノルマ」に対する過剰なプレッシャーが金銭感覚をマヒさせ法律を度外視する土壌を作っているのではないかとも思います。まあ後者の推測が当たっているとしたら、やっている事は反社組織と殆ど変わらないのですが・・・。

 何れにしてもここで膿を出し切れないのであれば、一度解党して組織を作り直すべきなのではないでしょうか。

 

 

 

 次に昨日報じられたこちらのニュース。

 

 

 今年は自動車に関わる企業の不祥事が目立った一年でしたが、暮れも押し迫ったこの時期に誰もが知る自動車メーカーで起きたこの一件。4月に内部告発があり調査を進めていたらしく細かい事はこの後報じられると思いますが、売上げを維持し又は増やすと共に厳しさを増す国内外の競争を生き抜く為なのか、開発期間を短く設定する等の非現実的なノルマを現場に課していた事と、失敗したと言いづらい「隠ぺい体質」の企業風土が昔からあった事が要因と言われています。トヨタの子会社となった事も影響しているのかは分かりませんが、仮に親会社も何かしら絡んでいるとすれば日本が世界に誇るブランドに大きな傷がつくのは必至でしょう。この後、どのような展開になるのでしょうか。

 

 「競争」と「売上」、そして「ノルマ」。この三つのフレーズが密接な関係にあるのは民間企業に勤めている人であれば分かり切っている事でありますが(公務員にもノルマがある省庁、部署はありますが・・・)、どれか一つでも偏った考え方に陥るとバランスを崩し今回のような事が起き得るのでしょう。

 

 そして「ノルマ」を「目標」と置き換えると、企業経営以外にも当てはまるような気がします。今の時期であれば受験生が最もイメージしやすい存在でしょうか。目標を立ててそれに向かって頑張る事はとても大切ですが、叶えようとすると心身のバランスを崩しかねないような目標ならば見直す事も必要なのではと思うのであります。

 

 

今日の一枚

 今朝、ジョギングの帰りに近所の公園で撮った一枚。12月に入っても頑張って黄金色の葉を付けていたイチョウの木ですが、さすがに持ちこたえられなくなったようです。冬の朝らしい光景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人気ブログランキング
人気ブログランキング  → ポチッとクリックして頂けると嬉しいです。