こんばんは&おはようございます。
今日の東京地方は夕方近くになり曇って来たものの晴れた時間帯が多くお天気に恵まれた一日でした。
実は小生、今日から遅めの夏休みを取っており明日から国内某所に旅行に出掛ける予定なのですが、晴れた今日は隅にたまった埃を取るなど散らかった部屋の掃除と使わなくなった資料や書籍を片づけました。断捨離と言うほど大がかりなものではありませんが、これでスッキリした気分で明日から出掛けられそうです。
さて先週の土、日、真冬のような寒さだった東京ですが一転して今日の昼間はポカポカ陽気。最高気温が20℃を超え、暖房や先日クローゼットから出したダウンジャケットの出番はありませんでした。12時の天気図を見てみると
28日12時実況天気図(気象庁HPより)
北海道付近にある低気圧から伸びる寒冷前線が関東付近を通過しようとしているタイミングで、辛うじて前線に向かって流れる暖かい空気の恩恵があった訳ですが、この前線が通過するであろう日暮れ時には冷たい空気に入れ替わって気温も急に下がったと外に出てみて感じました。暖冬傾向にあると言われている今年の冬ですが、暖気の瞬発力は例年以上で着る物にホント困ってしまいます。
これが明日(29日)になるとどのような気圧配置になるかと言うと、予想天気図は以下の通りとなっています。
29日9時予想天気図(気象庁HPより)
北海道付近にあった低気圧がオホーツク海に進み、代わって高気圧が覆うようになります。明瞭ではありませんが西高東低の冬型の気圧配置に近い状況となり、北海道や北日本の日本海側では雪の降る状態が続き、東京は天気の崩れはないと思われますが西~北西の季節風が吹き今日のような気温にはならないでしょう。そして冬型の気圧配置とセットでやって来るのが次の寒気。明日(29日)の上空1,500m付近の気温の様子が以下の通りです。
29日9時(標準時+9時間後)数値予報図(850hPa気温図 気象庁HPより)
青線が山間部で降雪の目安となる0℃の等温線、紫線が平地で降雪の目安となる-6℃の等温線です。日曜(26日)に今シーズン最強の寒波が南下してきたと報じられていましたが、両方の等温線ともその時とほぼ同じ位置にあります。今日9時の高層天気図を確認すると、0℃の等温線は日本海から津軽海峡付近に掛かるように描かれていたので、冬型の気圧配置への移行と寒気の南下がリンクしている事が分かります。
ではこの状態がいつ頃まで続くのか。例として金曜日(12月1日)の様子を数値予報図で見てみると
1日9時(標準時+9時間後)数値予報図(850hPa気温図 気象庁HPより)
上の天気図を見ると、0℃も-6℃の等温線も明日(29日)と同じような位置にあります。30日も同じような位置にあり、2日21時の数値予報図では-6℃の等温線がようやく東北北部辺りまで北上するので、土曜日ぐらいまでは気温の上がらない状況が続きそうです。それでもこの時期らしい寒さなのですが、こう日々の気温が乱高下すると
気温よりも体感的に寒く感じるのかも知れません。
来週初めにかけての東京とその周辺の週間予報は以下の通りです。
28日20時発表 東京と周辺地域の週間予報(気象庁HPより)
これまで何度か寒気が入って来ましたが、瞬発力があっても持久力はなくすぐに抜けていく感がありました。今回の寒気はある程度居座りそうです。短かった秋は11月の終わりと共に去っていき、いよいよ本格的な冬のシーズンが訪れようとしています。
今日の一枚
昨年も今ぐらいの時期に遅い「夏休み」を取りましたが、その時行った場所の一つがジオパークに指定されている四国の室戸岬。今回はここよりかなり寒い所に行く予定です。
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