こんばんは&こんにちは。

 

 早いもので11月も半分が過ぎようとしています。この時期は秋の深まりもみじを感じるような、冬の訪れ雪だるまを予感させるような。そんな季節の変わり目となりますが、それにしても体に堪えるような週末の寒さでした。

 昨日(12日)気温が上がらず12月ぐらいの寒さとなった東京地方。地球が沸騰化した今年の夏。沸騰させた上に名残り惜しいのか、例年以上に長く足跡を残して去って行った事もあって余計寒く感じるのかも知れませんね。

 そんな事もあり我が家ではとうとうコタツがお目見え。束の間の休息を与えていたエアコンも「暖房」モードで再始動となりました。

 我が家でコタツを出すと、これまで一番客は先日旅立った飼い猫でカリカリを食べる時以外とにかく出て来なかったのですが、今年の冬はコタツの中を気にする事なく入れそうです。少し寂しい気もしますが。

 前回の記事で書いた通り都心の紅葉スポットの多くはこれから見頃を迎えますが、あまり秋らしさを感じる事無く冬枯れのシーズンに入るのでは・・・。そんな事を感じさせる週末でした。

 

 東京に限らず全国的に震え上がるような寒さとなった昨日(12日)12時の衛星画像を見るとまさに冬を思わせるような画像でした。

 

12日12時 可視画像(気象庁HPより)
 

 北海道の太平洋側を除き雲に覆われました。昼間、家にいたので北海道各地のライブ映像を見ていたのですが、太平洋側にある帯広や釧路は日が差していました一方で、日本海側にある札幌は雪が降っていました。

 画像を見ると、日本海には所々筋状の雲が見られますが、赤丸で示した通り大陸からそう離れていない所で雲が生成されています。日本海の海水温と上空の気温差が大きく、発達した雪雲(積乱雲)が生成される時に見られる現象です。現在でも日本海の海水温は平年と比べて高い傾向にあるので寒気が入ると次々と雲が出来やすい状況になっているようです

 また、青矢印線は昨シーズンもニュース等でよく聞かれたJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う雲と思われます。寒いと言っても日本海側の平地でまだ雪が降る程まで気温が下がる訳ではなく雨傘になりますが、発達した積乱雲が生成されるの過程は雪が降る時と同じ事から、北陸や西日本の日本海側は雨の降り方の他に落雷や突風、降雹に注意が必要です。

 

 

 そして、週の始まり13日9時の天気図は以下の通りでした。

 

13日9時 実況天気図(気象庁HPより)

 

 東に低気圧、西に高気圧、そして縦に並ぶ等圧線と典型的な冬型の気圧配置。各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。また、平地で降雪の目安となる上空1,500m付近の-6℃の等温線を赤線で大まかに描いてみましたが、東北地方北部に掛かる所に位置していました。今朝曇っていた東京も晴れた昼過ぎから北寄りの季節風が強く吹きました。これが木枯らし1号と発表され気温も上がらず昨日同様、寒い一日となりました。

 

 

 明日(14日)9時の予想天気図は以下の通りとなっています。

 

14日9時 予想天気図(気象庁HPより)

 

   13日に引き続き西高東低の冬型の気圧配置が続き、上空1,500m付近の-6℃の等温線の位置もほぼ変わらない事から北海道、北日本の平地では降れば雪になると思われます。

 一方で等圧線の間隔が13日よりは広がり、また上空の寒気も抜けつつあるので、季節風が強かった東京の寒い状態は一旦落ち着くと思われます。

 

 例年より気温が高く暖冬が予想されている今年の冬ですが、夏同様、季節を先取りしたかのような寒さがやって来ました。毎日の気温が例年より高くても「暖冬」、極端に低い日もあれば高い日があった場合でも結果的には「暖冬」となり得ます。電気代の高騰で暖房を使うのをためらう方もいるかと思いますが、インフルエンザ等も流行っているようなので体調を崩さぬよう、温かい格好をして過ごして頂ければと思います。

 

 

今日の一枚

 数日前、出勤時に撮った一枚。この時期らしい空模様です。  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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