こんばんは&おはようございます。

 

 6月から始まった梅雨のシーズンも終わりが見えてきたような天気が連日続いています。東京は昨日、今年初の35℃超えで猛暑日晴れとなりました。昼休みに外に出ましたがアスファルトからの照り返しと熱風で少し息苦しさを感じました。日が差せば既に30℃を超える日が多くありますが、その時とは暑さの質が異なる気がしました。

 そして今日(11日)も都内では猛暑日となった箇所がありました。にも関わらず在宅勤務と言う事で朝5時半に起きて近所をジョギング走る人。汗びっしょりになりましたがまあ何とか走れる暑さだったかな。でもあと1時間遅かったら暑くて走れなかったですね。

 一方で九州地方では記録的な大雨となり大きな被害が出てしまいました。今日になって雨は落ち着いたようですが、雨が止んだ後も土砂災害や河川の増水による水害が過去にも起きているので気を付けて頂きたいと思います。

 

 それにしても西で大雨傘東で猛暑晴れ。地理の授業で日本は温帯に属すると習いましたが(ケッペンの気候区分)、本当に温帯なのかと疑いたくなるような気象現象がここ10年くらい続いています。長い地球の歴史から見るとまだまだスパンが短く議論の余地があるのかも知れませんが、地球温暖化の影響がボディーブローのように効いてきているのは間違いなさそうです。

 

 そんな夏が梅雨を押しのけようとしている今日12時の天気図が以下の通り発表されています。

 

11日12時実況天気図(気象庁HPより)
 

 ここ数日、日本海から東北南部にかけて長く伸びていた停滞前線(梅雨前線)は途中で切れてその代わりに日本の南海上にある太平洋に中心を持つ高気圧が西の方に張り出してきました。橙線が高気圧の大雑把な勢力赤矢印線が暖かく湿った空気の流れになりますがこの流れが顕著だった事と九州北部の地形が原因で雨雲が発達し断続的に雨が降った一方で、関東地方では昨日に引き続き体温並みかそれを超えるような猛烈な暑さとなっています。

 このまま高気圧が前線を押しのけてくれれば全国的に一気に梅雨明けの発表があってもおかしくないような気圧配置になるのですが、明日の予想天気図を見てみると

 

12日9時予想天気図(気象庁HPより)

 

 太平洋高気圧の位置は今日とほぼ同じなのですが、切れていた停滞前線(梅雨前線)が復活し本州の日本海側へ伸びて来ます。上空1,500m付近の風向きを赤矢印線で示しましたが、この風に乗って暖かく湿った空気が流れてくる西日本の日本海側や北陸、東北地方にかけて場所によっては災害が発生しうるような大雨になる可能性があります。土砂災害や低い土地での浸水、河川の増水に警戒が必要となり、河川や田畑の様子を見に行く事は避けて頂きたいと思います。

 一方、関東地方は明日も厳しい暑さが続くでしょう。こまめに水分補給したり直射日光に当たらない等の熱中症対策が必要となります。   

 また、午後から夕方にかけて大気の状態が不安定になる可能性があるので落雷雷などに注意して下さい。急に暗くなったり強い風な吹いてきた時が天気の急変のサインです。

 

  そして「梅雨明け」のタイミングですが、東京と周辺地域の週間予報が以下の通り発表されています。

 

11日17時発表 東京と周辺地域の週間予報(気象庁HPより)

 

  東京では既に梅雨が明けたような天気が続いていますが、周辺地域を見ると13日までは天気がぐずつくと予想されており確度Cではあるものの東京も13日は曇りと予想されています。現段階で発表されている数値予報図を見ると、この日以降、高気圧が本州付近を覆う予想となっている事から、関東地方では早ければ3連休の辺りに梅雨明けの発表があるかも知れません。

 消えたかと思ったら現れる「落ち着きのない」今年の梅雨前線。ここまでしぶとく活動して来ましたが梅雨の終わりまでもう少しの辛抱です。

 

 

 

 

 

今日の一枚

 昨日(10日)仕事帰りに埼玉方面を撮った一枚。積乱雲が育ってかなとこ状になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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