こんばんは&おはようございます。

 

 7月に入って真夏日が続いている東京地方でしたが、今日は朝少し日が差したもののその後はどんより曇り空。相変わらずの蒸し暑さでしたが夏のような強い日差しは無く真夏日からも解放されました。

 

 一昨日の事になりますが、夜遅くになり竜巻注意情報が発令されたり漆黒の空に光る稲光とそれに続く雷鳴雷が長い時間続き、騒がしい空模様で一日が終わりました。その時の衛星画像を見ると何もない所からいきなり雲が沸き立つ様子が分かるので貼っておきます。まるで火山が噴火した時のようです。

 

3日20時赤外画像(気象庁HPより)

 

 3日20時。関東地方は沿岸部に雲が掛かっている一方で内陸部には小さな塊はあるもののこれと言った目立った雲はありませんでしたが・・・。

 

3日20時30分赤外画像(気象庁HPより)

 

 30分後に群馬と栃木の県境付近で雲の塊が大ききくなり始め

 

3日23時赤外画像(気象庁HPより)

 

 稲光と雷鳴が最盛期の頃と思われる23時には雲が埼玉や一部は東京の奥多摩の方にも広がっていきました。

 

 今日は日差しがそれほど強くなかった東京ですが、昨日からの天気図を振り返ると以下の通りでした。

 

 

 

(上)4日12時実況天気図(気象庁HPより)

(下)5日12時実況天気図(気象庁HPより)

 

 昨日(4日)昼間の時点では先週と同じく大陸付近から数珠繋ぎで本州の南海上で垂れ下がっているような形状だった停滞前線(梅雨前線)が、今日(5日)になると前線と低気圧が分離し低気圧は北海道の南海上に進み九州~本州南岸にあった前線は消失しました。代わって前線を伴った低気圧が朝鮮半島の北に進みます。

 前線に近い九州地方は4日に再び大雨となった一方、前線から離れている関東各地では大気の状態が不安定になった事による局地的な降雨はあったものの概ね天気の崩れはありませんでした。一昨日と昨日は在宅勤務で仕事が終わった後にジョギングしましたが、気温が高かった3日夕方はアスファルトからの照り返しがきつく走っていて少し息苦しさを感じました。

 

 さて、九州では土砂災害が発生する程の大雨になっており週の後半から今週末も前線が南下して近づくと予想されている事から厳重な警戒が必要な状況が続きますが、関東地方では局地的且つ短時間に土砂降りの雨が降る事はあるものの「ホントに梅雨なの?」と言いたくなるような天気が続いています。こうなると梅雨明けがいつ頃になるのか、そろそろ気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 現時点で発表されている来週の気圧配置をスーパーコンピューターが弾き出した予報図で見てみると、まず10日夜の予報図が以下の通り発表されています。

 


10日21時(標準時+9時間後)数値予報図(地上気圧配置 気象庁HPより)

 

   停滞前線(梅雨前線)の暴れっぷりと言うか、落ち着きのなさに比べておとなしかった太平洋高気圧が主張し始め本州付近に張り出してきます。このパターンが数日続き、もし前線があれば日本海に追いやられた後に消滅し

 

梅雨明け→夏到来晴れ

 

となる訳で上の数値予報図を見るとそんなパターンに見えますが、忘れてはならないのがエルニーニョ現象の存在。上のようなパターンは長続きしないようで、一瞬張り出しだ太平洋高気圧は徐々に後退し15日21時の予報図を見ると以下の通りとなっています。

 

15日21時(標準時+9時間後)数値予報図(地上気圧配置 気象庁HPより)

 

 微々たるものですが太平洋高気圧は日本の南岸に後退するように見え、この時点での暖かく湿った空気の流れ方によっては前線(梅雨前線)が日本付近に横たわりやすい状況になります。落ち着きのない梅雨前線が衰え、梅雨明けが発表されるのはもう少し先になるかも知れません。気象庁がどのような判断を下すのか注目してみたいと思いますが梅雨明け発表が早かった昨年のような轍は踏みたくないでしょうから・・・。最新の気象情報を待ちたい所です。

 

 

今日の一枚

 先週末、出掛けた時に撮った一枚。どこまでも続く青い海、青い空、白い雲、と言う感じでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

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